勝負の世界ではたまに「名前負け」という言葉が出てきますね。それは正しい使い方なのでしょうか?

名前負けとは相手に名前で負けること?

中村さんは高校野球も大好き。今日は夏の甲子園の決勝戦が行われるということで、藤井君と一緒に甲子園に足を運びました。

決勝戦を戦うのは広島代表で強豪の「西條高校」と、西東京代表で中村さんの母校の「文京大三高」です。

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「もしかしたらと思っていたけど、まさか決勝まで勝ち進むなんて…」

「そりゃあ、西東京代表なんだから、弱いはずがないよ。」

「そうなんだけど、地方大会は最初から最後まで接戦ばかりだったから…」

「本当に凄かったよね、私立とはいえ、それほど上手い選手が集まっているわけでもない無名校なのに。」

「うん、プロが注目する選手なんて誰もいないしね。」

「いや、一人いるらしいよ。」

「え?本当?投手?野手?」

「わからない。ネットでちらっと見ただけで、あまり試合には出ていないから。」

「?」

「それはさておき、相手の西條高校には『プロ注目』の選手が二人もいるんだよね。流石は甲子園常連校だ。」

「そうだね。でも、強い方が勝つとは限らないから。気持ちで負けないことが大事だよね。」

「うん、同じ高校生なんだから、名前負けしないでがんばって欲しいよね。」

「………それはあまり関係なくない?」

「いやいや、大事なことだよ。西條高校と聞いただけでうろたえる子もいるだろうから。」

「………」

性格はいい人なんだから、これくらいは我慢しようと思った中村さんでした。

試合は大接戦の末、文京大三高の勝利。代打で登場した長嶋貞治君のサヨナラタイムリーヒットで幕を閉じました。

「ああ、あの子か。名前負けしてないなぁ………」

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名前負けの正しい意味は?

「名前負け」とは「相手の名前を聞いただけで気後れしてしまうこと」………ではなく、

「名前が立派で、中身が追い付かないこと」です。

つまり、「名前で負け」ではなく、「名前に負け」なのです。

女の子の名前に「美」をつけると名前負けする可能性が少なからずあるのでご注意を。

「美」ではなく「未」を使う親御さんは、そのリスクを回避したかったのかな…と勝手に思っています。

それはさておき、「名前負け」を間違った意味で使う人が非常に多いですね。それなら「位負け」が近いかと。

数年前に某高校の監督さんが、「(練習を重ねて)名前負けしなくなった」と語っていた記事を見ました。

真面目な記事なんですが、ちょっと残念でした。テレビの前で言わないことを祈ります。

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