男性でも女性でも、愛想の良い人はいいですね。でも、ふりまくのは…

愛想と愛嬌、ふりまくのはどっち?

おしゃれで有名なカフェ「エルドリック」。今日から新しいアルバイトの子が入りました。

今年限りで辞める予定の水原さんですが店長から後輩の指導を頼まれました。

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「おはようございます。店長。」

「あら水原さん、おはようございます。」

「そちらの方は?」

「今日から入った北条さん。よろしくね。」

「北条です。よろしくお願いします。」

「水原です。こちらこそよろしくお願いします。」

「じゃあ、お願いね。大まかなことは教えてあるから。」

北条さんは少々わざとらしさはあるものの、非常にニコニコと接客していました。

数日後…

「先輩はどこの大学なんですか?」

「文京大学よ。」

「ああ、平均偏差値66の有名大学かぁ。どおりで。」

「? 何がどおりでなの?」

「先輩って可愛いと思うんですけど、ちょっと表情が堅いんですよねー。」

「そ、そう?普通だと思うけど。」

水原さんは、最近よく来るようになった青木君の視線が気になり、笑顔が控えめになっていました。

「普通ですか?じゃあ私がバカっぽいんですかね?。平均偏差値41の千短(千石短期大学)だから。」

「別にそんなことは言っていないけど…」

「そうですか?私にはどことなくお高くとまっているように見えるんですけど…」

「ごめんなさい。そんなつもりはないけど、そう見えるんだったら少し改めてみるわ。」

「その方がいいと思いますよ。私のように愛想をふりまかないとね。」

「それは無理………」と言いたい気持ちを必死で抑えた水原さんでした。

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愛想と愛嬌の意味の違いは?

「愛想」とは「人当たりのいい態度・人に接するときの態度」のことで、意識的な態度です。

「相手に対してにこやかに対応し、感じが良い様子」を「愛想がいい」と言います。

「愛嬌」とは「にこやかで、かわいらしいこと」で、その人にもともと身についているものです。

「愛嬌をふりまく」で、「まわりの人みんなに愛想よくする」という意味になります。

「愛嬌」は表面的なものなのでまわりに見せる(ふりまく)ことはできますが、愛想は内面的なものなのでふりまくのは難しいでしょう。

「愛想をふりまく」も間違いではないという説もあるようですが、一般的には「愛嬌をふりまく」を正解としているので、ここでも「愛想をふりまく」は誤用とさせていただきます。

飲食店等で研修の指導をされる方は気をつけた方がいいでしょう。

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