「今のは確信犯だろ!」と言っている人をたまに見かけます。確信犯を見かける機会は滅多にないと思いますが。

確信犯とは故意犯のこと?

空き巣に入られてしまった矢部さんですが、どうやら別のお宅でも同様の被害に遭われた方がいるようです。

共通点は2つ。契約している警備会社が同じこと。そして、資産家であることです。

不審に思った警察官の鈴木さんは「アルファセーフ」のシステム担当者、佐渡さんに会うことにしました。

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「私も驚いているんですよ。何故こんなことに?」

「本当ですよね。ここ1ヶ月で起きた空き巣被害が2件。それがどちらも…」

「迷惑な偶然ですよね。」

「………ちょっと防犯システムのログを見せてもらえますか?」

「え?素人の方が見てもわからないと思いますが…」

「大丈夫!私はこう見えてコンピューターに強いんです。」

「………ど、どうぞ」

「………」

「わからないでしょ?もういいんじゃないですか?」

「よく見ると、わずかに防犯システムが作動していない時間帯がありますね。」

「(ギクッ)」

「システムエラーが原因ですね。あなたはシステム担当だ、気付いていたんじゃないですか?」

「………申し訳ありません。気付いていなかったことにしてくれませんか?何とか対処しますので。これが公になったら我が社は………」

「エラーだとしても妙だ。どちらも主人が不在の時間帯に……しかも、資産家を。」

「………」

「エラーは意図的に起こした。そして共犯者が家に忍び込んだ。そうですね。」

「は、はい。」

「つまりあなたは…」

「………」

「確信犯だ!」

「(く、くそ。よりによってこんな奴に………)」

佐渡は二重の意味で悔しい思いをしました。

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確信犯の正しい意味と使い方は?

「確信犯」とは「自分の道徳的・政治的な信念に基づいて行われる犯罪及びその犯罪者」という意味です。

「悪いことであると分かっていながら行う行為又はその行為者」という使い方をする人が非常に多くみられますが、それは故意犯ですね。

この場合は「犯罪」よりも「いたずら」に近い行為を指して言うことが多いです。

こういった誤用が生まれるのは、意味を調べようとせずに頭の中で勝手に推測してしまうからです。

個人的には、何故「確信」をそのような意味に捉えるのかは甚だ疑問ですが。

ちなみに私の場合は「偶然を装って意図的に行う行為」のことだと思っていました(かつてはですよ)。

確信犯で最も代表的なのがテロリストですね。

いずれにせよ、犯罪はダメですよ。

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