「真逆」という言葉を頻繁に耳にします。その意味なら正反対があったような?

正反対?真逆?

WBC(世界ボクシングクラブ)スーパーフライ級チャンピオンの猫内選手はラミレスに惜敗。王座陥落です。

負けは負けですが、世間の評価は上がりました。明日香さんと加奈子さんは珍しくテレビ観戦していたようです。

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「明日香、昨日のボクシング見た?」

「うん、凄かったよね。猫…」

「相馬君カッコ良かったよね!」

「ん?う、うん、そうだね。」

「強いし私好みのイケメンだし、ファンになっちゃった♡」

「………(出たよ、久々に。これで何人目?)。相馬さんも良かったけど、猫内さんも格好良かったと思うよ。」

「猫内君って、普段は足を使って相手との距離を取りながら戦うんだってさ。」

「ふーん。じゃあ、昨日は普段と正反対の戦い方をしたんだね。」

「ラミレスは猫内が打ち合いに来ることを全く予想していなかったために激しく動揺」

「焦って放つ大振りのパンチは軌道を読まれやすく、猫内はダッキングとスウェーイングでこれを難なく回避。」

「ラミレスの打ち終わりを狙ったストレートとフックが時折有効打となり、序盤は猫内が主導権を握った。」

「………加奈子ってボクシングが好きだったっけ?」

「ううん、弟が興奮気味にそう言っていたのを覚えていただけ。」

「そ、そうだよね。」

「負けはしたけど、とっても男らしかったね。カッコ良かったと思うよ。」

「うん。」

「顔は相馬くんと真逆だけどね。」

「………(いくら何でも言い過ぎだよ。それに真逆って…)」

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日本語として正しいのはどちら?

「逆」には「反対」の意味があり、「反対」には「逆」の意味があるように、両者はかなり意味の近い言葉です。

これらを強調する時に「真逆」、「正反対」という言葉が使われますが、日本語として正しいのはどちらなのでしょうか?

それは、この「日本語として正しい」の受け取り方によって変わって来ます。

「辞書に載っている方が正しい」と考えるのなら「正反対」です。「真逆」は載っていないか、俗語扱いです。

「意味を的確に表している方が正しい」と考えるのなら「真逆」です。「正しく、正式に、正確に、」だとちょっと弱いです。

「正反対派」は年配の方に多く、「既に正反対がある」、「真逆は語感が気持ち悪い」というのが主な理由。

「真逆派」は若者に多く、「正反対が先だっただけ」、「強調の意味があるのは正ではなくて真である」というのが主な理由。

どちらにも一理ありますので、どちらが正しいか断定するのは難しいでしょう。

では、私はどうなのかと言うと、「正反対派」です。

理由は、「正反対」を使う分には問題ないが、「真逆」を使うと首を傾げられる可能性があるからです。

また、批判を恐れずに言うのなら、「真逆は頭が悪そうな言葉だから」です。異論は認めます。

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