テレビや漫画を見ていると時々「涼しい顔」という表現が出てきますが、使い方間違っていませんか?

涼しい顔とは平気な顔のこと?

中村さんとの交際が順調に進んでいるつもりの藤井君。今日は3回目のデートです。

待ち合わせ場所の喫茶店に先に着いた藤井君は、テレビに映っている野球の試合を観戦していました。

スポンサーリンク


「うわ、危ねー。」

藤井君は映像を見てびっくりしました。そしてその1分後…

「おまたせ。」

「ん?あぁ、早かったね。」

「………どうかしたの?(早くはないと思うけど。)」

「野球を見てたんだけど、さっき凄いことがあったんだ。」

「何?」

「バッターが空振りしたんだけど、スっぽ抜けたバットがピッチャーの顔に当たりそうになったんだよ。」

「本当?危ないわね。」

「それにしても凄いな、彼は。」

「何が?」

「あんなことがあったのに涼しい顔をしているからさ。」

「えー本当?信じられない。礼儀知らずな人ね。」

「え?」

「わざとじゃなくても謝るよね。普通。」

「いや、頭を下げて謝ってたけど。」

「え、だって今『涼しい顔』をしているって。」

「ピッチャーがね。」

「………そう、クールなのね。」

「カッコイイなぁ。」

「ところで今日は…」

「ごめん、今いい所だから。」

「………」

NEXT

スポンサーリンク


涼しい顔の正しい意味と使い方は?

「涼しい顔」を「平気な顔」の意味で使っている方は非常に多いと思います。

「涼しい」には「潔白、無関係」という意味があり、「涼しい顔」だと「無関係な顔」という意味になります。

本当に無関係なら「無関係な顔」という表現にはなりません(本当に知らないなら「知らん顔」とは言いませんよね?)。

つまり「涼しい顔」とは、「本当は関係がある(事件や事故と関係がある、その当事者である。)のに関係ないような顔をしている」という意味です。

「彼のせいで事業に失敗した。しかし、本人は至って涼しい顔をしている。」と言った場合は、

「メンタルが強い人」ではなく、「無責任な奴」のような意味になります。

「冷静、クール」という意味で使っている人も多いかもしれませんが、残念ながらそのような意味はありません。

褒め言葉ではありませんので、使い所には気をつけましょう。

スポンサーリンク