自分勝手な言い分をくどくど言う人がいますよね。そういうのを何というのでしたっけ?

御託を並べる?御託を述べる?

最近、怪し気なスカウトマンに声をかけられたという女性が多いようです。

深田出版の里崎課長は下鳥さんに葉山という男を取材してくるよう指示しました。

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「下鳥さん、また取材に行ってもらえる?」

「はい、今度はどこですか?」

SCAMコーポレーションという芸能事務所だ。スカウトされて不審に思った女性から電話があったそうだ。」

「気になりますね。行ってきます。」

こうして、下鳥さんはSCAMコーポレーションに向かいました。

「くくく、ついに60人だ。馬鹿な女が多くて嬉しいぜ。」

「ごめん下さい。」

「ん?お、いいね!アイドルとしては若い方じゃないけど、君ならイケるよ。」

「違います。週間世論の下鳥です。所長の葉山さんですね、お伺いしたいことがあるのですが。」

「何ですか?(面倒くさそうだが、草凪の忠告どおり気を引き締めてかかるか…)」

「ここは出来たばかりの芸能事務所ですが、本当に女性たちを人気アイドルにする気があるのですか?」

「どういう意味ですか?」

「葉山さんには芸能業界での経験はありませんよね?事務所も小さなビルの一室ですし、とても本気とは思えません。」

「何が言いたいのですか?」

「お金だけ集めて、後は雲隠れするつもりじゃないですか?」

「酷いことを言いますね。私は本気ですよ。」

「成功する保証でもあるんですか?」

「そんなのあるわけないでしょ。あったら必死になれませんよ。」

「しかし、夢と希望ならあります。だから死ぬ気で努力できるんです。」

「成功はその先にあります。我々には無限の可能性があるんですよ。」

「そうやって、もっともらしい御託を述べてごまかせると思っているなら相手が悪いですよ!」

「御託を述べる?」

「そうです。」

「感情的になって言葉が乱れているのかな?御託は…」

「!」

下鳥さんは慌てて事務所を出ていきました。

「………普通に知らなかったみたいだな。」

そして、再び深田出版へ…

「ただ今戻りました。」

「どうだった?」

「驚きです…」

「………」

「御託は述べるものではなく…」

「………(御託を並べられてごまかされた…ってわけでもないんだろうな。)」

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正しい慣用句とその意味は?

「神仏のお告げ」を「託宣」と言い、それに「御」を付けた(敬った)言葉が「御託宣」です。

そこから「よろしい」を意味する「宜」の文字を取った(略した)言葉が「御託」で、「くどくど言う言葉」という意味で使われています。

「御託を並べる」で「しつこくあれこれ言い立てる」という意味になります。

あれこれと並べ立てるのですから、単に「説く・語る」を意味する「述べる」よりも「並べる」を使った方がくどさを表現できますね。

自分勝手な理屈を偉そうにくどくど言い続ける様子のたとえです。

本当に神からのお告げならありがたいですが、実際は違うのでそうなりますよね。

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