「今のは言葉の綾だ」と言う人がいますが、どういう意味でしょうか?

言葉の綾とは言い過ぎた表現?

今日はSCAMコーポレーションの説明会及び入所式。近くのホールを借りて行われました。

葉山は60人の女性たちの前で事務所の将来性を語り、最後に綾花さんのスピーチで念押ししようとしました。

スポンサーリンク


「私からは以上でございます。続きまして、皆さんのリーダーを務めることになる方をご紹介します。どうぞ。」

ステージの脇から綾花さんが出てきました。

「え?あれ?」

「あの子って…」

「BBG18でもトップクラスの人気を誇る綾花さんです!」

「綾花ちゃん?凄い!」

「嬉しい!来てよかった♡」

会場は大いに沸きました。

「では綾花さん、スピーチを。」

「私、こういうのは苦手なんですけど。」

「何を言ってるの、ビシッと決めてよ。綾花ちゃんだけに『言葉の綾』を使ってさ。」

「わかりました。」

「(くくく、もう少しだ。もう少しで1200万が…)」

「こんにちは、BBG18チームGの綾花です。」

「皆さんはアイドルについて、華やかで楽しいイメージを持っていると思いますが、実際はとても大変です。」

「寝る時間を削って必死でがんばらないといけませんし、それでもダメかもしれません。」

「それくらいの覚悟がない方は、今すぐお帰り下さい!」

「!」

すると、女性たちのほとんどが帰り始めました。

「ちょっと、何を言うんだよ!」

「え?(こういうことじゃないの?)」

「皆さん、今のは少し言い過ぎで…」

女性たちの足は止まりません。

葉山は悔しそうに呟きました。

「く、くそ。もう少しでボロ儲けできたのに…」

「え?」

「ふざけんなよ、この馬鹿女!俺がどれだけ苦労したと思ってるんだ?」

ツラが良いだけ頭の悪そうな女を集めるのによぉ!」

女性たちの足が止まりました。

「ん?」

「ツラが良いだけ?」

「頭が悪そう?」

女性たちは一斉に葉山を睨みつけました。

「あ、いや…」

「………」

綾花さんは憮然とした表情で、断末魔を思わせる葉山の悲鳴が響き渡る会場をあとにしました。

NEXT

スポンサーリンク


言葉の綾の正しい意味と具体例は?

「言葉の綾」とは「言葉を飾って上手に言いなすこと。巧みな言い方。」という意味です。

不用意な発言のことだと思って、「今のは言葉の綾だ」と、言い過ぎた(誤解を招いた)時の弁明に使う人がいますが、大間違いです。

もっとも、現在ではそのような本来の意味から外れた使い方をされることがほとんどのようですが(実に悲しいことです)。

辞書にある「今のは言葉の綾だ」という用例は誤用例でしょう。自分が言った言葉を「上手・巧み」と言うのは不自然だからです。

では、「言葉の綾」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?具体例を挙げている方はほぼいらっしゃいませんね。

私もはっきりとはわかりませんが、綺羅星の如く居並ぶ花も恥じらう乙女のような言葉のことだと思っています。

確信のある方がいらっしゃれば、具体例を教えて欲しいものです。

スポンサーリンク