「今日の相手は楽勝だぜ!」なんて言ってるとすくわれますよ。何をでしたっけ?

足をすくわれる?足元をすくわれる?

高校サッカーインターハイ東京都予選が始まります。

町屋西高校サッカー部の武内君は初戦突破に自信を持っていますが、瀬良君は何やら心配しているようです。

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「もうすぐだね。」

「ああ、楽しみだよ。」

「楽しみ?」

「真剣勝負は好きだからね。優勝は無理でも、1つでも多く勝ちたいな。」

「初戦の相手はどこなんだい?」

「灰沼工業高校だよ。」

「灰沼工業?」

「そうだよ。」

「大丈夫かい?」

「いや、あそこはサッカーにそんなに力を入れていないから普段通りやれば大丈夫だと思うよ。」

「違う、ラフプレーをされないかということだよ。」

「何で?」

「春の選抜高校野球を観ていたけど、あいつらは危険なプレーを平気でやるんだよ。腹が立ったから決勝は広島の西條を応援したよ。」

「それなら僕も聞いたな。でも、それは野球部だから。」

「わからないぞ。同じ高校なんだから何らかの影響を受けて汚い足を………いや、手を使ってくるかもしれない。」

「考えすぎだと思うけどな。」

「用心するに越したことはないぞ。」

「心配してくれているの?珍しいね。」

「テストで負けた時の言い訳にされたくないだけだよ。勘違いして欲しくないなあ。」

「そうかい。」

「ま、せいぜい足元をすくわれないように気をつけるんだね。」

「ありがとう。君は慣用句に気を付けた方がいいよ。」

「え?」

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慣用句として正しいのはどちら?

「隙をつかれて失敗させられること」を「足をすくわれる」と言います。

「すくう」はもちろん「救う」ではなく「掬う」と書き、「横に払う」という意味です。

柔道の足払いを想像すると分かりやすいでしょう。私はほとんどやったことないですけど。

これを「足元をすくわれる」と言ってしまう方が非常に多いです。

かく言う私も昔は使っていました(珍しく、読んでいた漫画で自分の間違いに気が付きました。)

この間違いは「足元に気を付ける」等との混同でしょう。

「足元」は「足の辺りの地面」のことで、「段差がないか、汚れていないか。」等に気を付ける必要があります。

そんな「足元」を「どうやって横に払うのか?」という話です。

ただ、「足元」には「足の下部」という意味もあります。

例えば「足元を見る」の場合は、その人の「足の下部」を見ているのです。

それを考えると「足元をすくう」も「間違いではない」と言えなくもないですね。

とはいえ、慣用句として正しいとされているのは「足をすくわれる」ですので、こちらで覚えておきましょう。

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