「札付きの〇〇」という言葉をよく聞きますが、どういう意味でしたっけ?

札付きとは定評があること?

前川さんは町屋西高校サッカー部のOB。

今日はインターハイ予選の2回戦ということで、井上さんを誘って母校の応援に駆け付けました。

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「厳しいなぁ。」

「ん?負けたのか?」

「前半が終わって0対2だ。せっかく来たんだから、スマホばかり見てないで試合を観ろよ。」

「いや、このCMが素晴らしくてさ。」

「自動車保険のCMか?そんなに凝ってるのか?」

「そうじゃない。この子だ。」

「ああ、たしかBBGの………涼子だっけ?」

「草凪涼子ちゃんだ。美人だよな。」

「そうだな。でも、お前の推しメンは杏那って子じゃなかったっけ?」

「なんだよ、推しメン以外は気に入っちゃいけないのか?」

「そんなことはないけどさ。」

「今、BBGでCMに出てる子は涼子ちゃんだけだからな。」

「架澄と沙羅は?」

「まだないよ。」

「そうなのか。涼子と同じくらい有名なのに。」

「その2人は涼子ちゃんと一緒に雑誌の表紙を飾ることが多いから知名度は高いけど、人気なら杏那ちゃんと綾花ちゃんの方が断然上だぜ。」

「へえ、そうなんだ(流石アイドルオタ)」

「うーん、涼子ちゃんもいいなぁ。これほどの美人はなかなかいないからな。」

「美人だけど、性格は悪かったりしてな。」

「何?」

「漫画とかでよくいるだろ。美人で人の良さそうな顔して、陰では酷いことを平気でしてる奴。」

「お前は漫画の読み過ぎだよ、そんなわけあるか。涼子ちゃんは優しいお姉さんキャラで有名なんだぞ。」

「冗談だよ。ところでその子、演技力はあるのか?たまに、可愛いだけで下手な子がいるからな(白鳥ララとか)」

「完璧だよ。女優としてもやっていけるんじゃないかってくらい上手いんだ。」

「へえ、そんなに上手いのか。」

「撮影スタッフも絶賛しているみたいだからな。この子の演技の才能は札付きだぜ。」

「………あのな、井上。そういう時は…」

「何だよ?」

「おっと、後半が始まった。また後でな…」

「………」

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折り紙付きも同じ意味?

「札付き」は「定評のあることのたとえ」ですが、主に「札付きのワル」等と悪評の意味で使われています。

江戸時代の「連座制」にその語源があり、素行の悪い人間につけられるありがたくない札だったのです。

同じ「定評のあることのたとえ」でも、良い評判の場合は「折り紙付き」と言います。

「折り紙」というのは鶴を折ったりする折り紙ではなく、鑑定書のことです。

江戸時代、刀等の鑑定書に「二つ折りにした奉書紙」を使っていて、それを「折り紙」と言ったのです。

「折り紙付き」は、「鑑定保証書が付いている。その物の品質が確かなものであると保証されている。」という意味です。

のちに、「物」に限らず、人の「能力」に対しても使われるようになりました。

褒める時は「折り紙付き」、悪く言う時は「札付き」と覚えましょう。

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