会議って堅苦しくて、私は好きじゃないですね。それでも煮詰まってくれば…

煮詰まるとは行き詰まるということ?

ゲミックスの主力ゲームソフト「デモンズウェーブ」。波のように押し寄せるデーモンから人々を守るアクションRPGです。

「倒して得た悪魔の力を一般人に適用させて一緒に戦わせることが出来るが、やられるとその人は帰らぬ人となる。そんなゲームです。

開発スタッフの一員である赤城さんは、浜田課長に会議の開催を提案しました。

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「会議?」

「はい、デモンズウェーブ4の仕様についてです。」

「何か問題が出たのかね?」

「悪魔の力を一般人に与えるシステムがありますよね?」

「ああ、デモンズウェーブの中核となるシステムだな。」

「今作ではレベルアップだけでなく、カスタマイズの要素を入れようということになったんです。」

「ほう、それは凄いな。」

「ただ、どこまでやるべきかが一人一人意見が違うので、会議を開いて決めようと思うのです。」

「わかった。時間がかかってもいいから、皆が納得いくようなシステムにしてくれ。」

「ありがとうございます。」

会議では色々な意見が出ました。魅力的なアイデアも出ましたが、その分プログラムが難しくなるため安易に採用するわけにもいきません。

そうこうしている内に数時間が経ちました。

「ふー…」

「お疲れ様、赤城君。意見はまとまったかい?」

「はい、課長。だいぶ煮詰まってきたので、今日は終わりにしました。」

「そうか。で、どんなシステムになりそうなんだ?」

「? いえ、みんな意見がバラバラなので、提案をリストにしただけです。」

「それだけ?煮詰まったんだろ?」

「? ですから…」

このやり取りは数分続きました。

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煮詰まるの正しい意味は?

「煮詰まる」が誤用されることは多々あると思いますが、割と有名なので知っている人も多いでしょう。

正しくは「議論や話し合いでアイデアが出尽くして、そろそろ結論が出そうな状態」のことです。

料理の「煮物」が出来上がる様子から生まれた言葉ですから。

しかし、「詰まる」という言葉から「良くないこと」を想像して、「アイデアが出ない、行き詰まる」という意味だと解釈している若者が多いようです。

そんな状況を反映して、辞書も数年前からこの誤用を正しい意味として正式に認めてしまいました。「斜に構える」と同じですね。

言葉は時代とともに変わっていく。それは仕方がないかもしれません。

しかし、全く逆の意味を認めてしまうのはいかがなものかと思います。

抗議の意味を込めて、ここでは「誤用」扱いとしました。

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