今年も物議を呼ぶ話題が多いですね。あれ?醸すでしたっけ?

物議を呼ぶ?物議を醸す?

鶴亀テレビの「プロ野球の達人たち」は視聴率は高いものの、賛否両論です。

春菜さんは手応えを感じているようですが、成宮さんは苦言を呈しました。

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「次は西京シルバースネークスの高卒ルーキー、山川君か。この子は去年、東戸倉戦で…」

「春菜さん、ちょっといい?」

「あら、成宮先輩。何かご用ですか?」

「あなたのインタビューでの態度が気になるのよ。」

「何かいけませんか?」

「相手への配慮に欠けているわ。正しいことを言えばいいというわけじゃないのよ。」

「でも、数字取れてますよ。」

「あなたの態度に苛ついている選手を見て、面白がっている層が多いというだけよ。自慢するようなことじゃない。」

「いいんじゃないですか?上からも特に注意されていませんし。」

「視聴率は良いからね。でも、選手からの印象は最悪よ。取材拒否を告げられたらどうするの?」

「考えすぎじゃないですか?」

「局の信用にも関わるのよ。ネットでも物議を呼んでるんだから。」

「………」

「ちょっと、聞いてるの?」

「すみません、失礼します。」

春菜さんは口を押さえてその場から立ち去りました。

「………言い過ぎたかな?反省してくれればいいけど。」

しかし、春菜さんは…

「ああ、面白かった。真面目な顔でボケるのは勘弁してよ。さて、予習を再開しますか…」

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正しい方とその意味は?

「世の中に議論や批判を引き起こす」ことを「物議を醸す」と言います。

「物議」とは「世間の議論」のことで、「醸す」には「気分・状態などを作り出す」という意味があるのです。

そして、よくある言い間違いに「物議を醸し出す」、「物議を呼ぶ」があります。

「醸し出す」でも良さそうに思えますが、こちらは「その場にふさわしい感じや気分を作り出す」という、「いい感じ」の意味で使われる言葉なので、物議とは相性が悪いです。

「呼ぶ」には「引き起こす・招き寄せる」という意味があり、「論議を呼ぶ」等と使われます。

「物議を呼ぶ」はこの「論議を呼ぶ」と混同して生まれた言葉だと言われていますが、「物議」と「論議」にはそれほど大きな違いはなく、「物議を呼ぶ」を誤りとするにはあまり説得力がありません。

ただ、「物議を醸す」は慣用句らしいので「物議を~」ときたら「醸す」だと覚えておいた方がいいでしょう。

「物議を呼ぶでもいいじゃないか!」と言ったところで、無駄に物議を醸すだけです。

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