「鬼の霍乱」ということわざを使っていますか?それはどんな時でしょうか?

鬼の霍乱は怖い人が病気になること?

多喜恵さんは沙弥花さんたちのリーダー的存在で、いつも元気です。

この日の朝、沙弥花さんは多喜恵さんがいないことに気が付き、和佳奈さんに聞いてみましたが…

スポンサーリンク


「おはよう、ワカちゃん。」

「うん、おはよう。」

「タキちゃんは?」

「今日は休みみたいだよ。」

「何かあったのかな?」

「風邪じゃないかな?」

「風邪?」

「昨日一緒に帰った時、ちょっと具合が悪そうだったから。」

「タキちゃんが風邪なんて珍しいなぁ。」

「うん、私たちの中で一番丈夫なんだけどね。」

「鬼の霍乱だね。」

「え?鬼の霍乱?」

「うん。」

「ひどい…」

「え?」

「サヤちゃんはタキちゃんのことそんな風に思ってたの?」

「そんな風って…」

「たしかにタキちゃんはちょっと強引なところもあるけど、鬼なんて言い過ぎだよ!」

「いや、そういう意味じゃ…」

「やっぱりあの時も、本当は嫌ってたんじゃないの?」

「え?」

「無理して付き合わなくても良いんだよ…」

和佳奈さんは怒ってしまいました。

「落ち着いて、ワカちゃん。あのね…」

これはまずいと思った沙弥花さんは和佳奈さんにきちんと説明し、誤解を解きました。

そしてこれを機に、多喜恵さんと葉津希さんにも先日の言葉の間違いを教えてあげることにしました。

スポンサーリンク


鬼の霍乱の正しい意味は?

「鬼の霍乱」とは「普段丈夫な人が珍しく病気になること。」です。

「鬼」は「丈夫」なことのたとえで、「霍乱」は「日射病」のことです。

この「鬼」を「無慈悲で思いやりのない人」のことだと勘違いして、「鬼のような怖い人が病気になった」という意味で使う方が少なくないようです。

それどころか、「鬼のような怖い人が、珍しく優しくしてくれた。」という意味で使っている方がいるとかいないとか…

誤用もここまで来ると、かえって気持ちが良いですね。

冗談はさておき、「霍乱」という字にも気を付けてくださいね。「撹乱」ではありません。

「撹乱」は「かくらん」と読まれていますが、正しくは「こうらん」。「掻き乱す」という意味です。

「鬼の撹乱」だとどんな意味になるのでしょうか?

スポンサーリンク