相手を称える言葉はたくさんありますが、「海千山千」もその内の1つ…でしたっけ?

海千山千とは経験豊富なこと?

今日は平塚ボクシングジムの猫内選手と笹山ボクシングジムの相馬選手のノンタイトル戦です。

笹山会長は前回同様、控室で試合を見守ります。

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「猫内、今日でお前も終わりだ。覚悟しておけ!」

試合が始まりました。序盤は相馬選手が優勢です。

「(やっぱり強いな。パンチをかわすのが容易じゃない。)」

「(相変わらずのディフェンス偏重だな。だが、それで勝てるかな?)」

このままでは判定負けになると判断した猫内選手は攻勢に出ます。そして…

「(スキができた!喰らえ!)」

「(首が傾いた………右だ!)」

「!?」

相馬選手のカウンターが猫内選手の顔面にヒット、ダウンを奪いました………が、

猫内選手は上手く首をひねってダメージを半減させていました。

「(ちっ!)」

「(くそ、読まれてる!)」

その後も相馬選手の優勢は変わりませんでしたが…

「(判定じゃつまらないんだよ!ラミレスのようにKOしてやる!)」

「(今だ!)」

「(何?)」

猫内選手の豪快なカウンターが決まりました。

「(ぐ…あんなのビデオに…)」

相馬選手は力なく倒れました。

「ば、馬鹿な!あいつがカウンターだと?いつの間に?」

相馬選手は立ち上がれません。猫内選手のKO勝ちです。

「………終わった。何もかも…」

リングアナによる勝利者インタビューが始まりました。

「凄いKOでしたね。あのカウンターは狙っていたんですか?」

「練習はしていましたが、あれはたまたま体が反応したんです。」

「素晴らしい反射神経ですね。カウンター自体も見事でした。」

「ありがとうございます。」

「今の猫内さんならラミレスにも勝てるんじゃないですか?」

「(ラミレス………もう余計なことを言うのはやめておこう)いえ、まだまだ経験不足ですから、海千山千のラミレス選手には敵わないですよ。」

「そ、そうですか…」

「………終わったが、面白くなりそうな気がするな。」

後日、猫内選手の発言を聞いたラミレス選手がブチ切れました。

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海千山千の正しい意味と由来は?

「海千山千」という言葉は、「海に千年、山に千年住んだ蛇は竜となる。」という言い伝えに由来します。

「竜になる」と聞くと鯉の滝登りのような良いイメージが湧きますが、元が蛇ですからちょっと違いますね。

意味は「経験を積み、社会の裏表を知り尽くして、ずる賢いこと。また、そういうしたたかな人。」です。

「経験豊富」という良い意味が含まれてはいるものの、それを悪い方向に用いるずる賢い、手強い人を形容する言葉です。

悪い人………とまでは言いませんが、少なくとも人々から尊敬されはしないであろう人に対して使います。

褒め言葉ではないので、くれぐれも社長や上司には使わないで下さいね。

他に経験豊富を表す言葉としては「百戦錬磨(度々の戦いで、鍛えられていること。)」があります。褒める時はこちらを使いましょう。

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