「あいつは○○の風上にも置けない奴だ!」という言葉をよく聞きますが、「風上」って何のことでしたっけ?

風上にも置けない?風下にも置けない?

今日は「BBG18ファン感謝デー」。今回は杏那さんの提案で、ファンとの記念撮影も行われます。

架澄さんは涼子さんの隣で張り切っていますが…

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ファンとの記念撮影は大好評。メンバーに触れることは禁止されていますが、多くのファンは大喜びです。

しかし、全てのファンがマナーを守るとは限らない。沙羅さんは、順番が回ってきたある男性から異様な雰囲気を感じました。

「は…あ…さ…ちゃん…」

「(この人、何だか気持ち悪いなぁ…)じゅ、準備はいいですか?」

「(何だ、あいつ。ちょっと怪しいな…)」

その男性は両手を肩の高さまで上げて、今にも沙羅さんに抱きつきそうな体勢になりました。目つきも危ないです。そして…

「さ、沙羅ちゃーん!」

「き、キャー!」

沙羅さんは驚いて後退りしましたが、バランスを崩して転倒してしまいました。

「沙羅!」

架澄さんが沙羅さんを助け起こすと同時に、警備員が男性を取り押さえました。

「大丈夫?」

「あ、足が…」

「くそっ!」

男性はわけのわからないことを叫びながら連れて行かれ、足をくじいた沙羅さんは担架で運ばれました。

「………」

「とんでもない奴がいたもんだね。」

「よほど沙羅のことが好きだったのね。」

「だからってあれはないよ。ファンの風上に置けない奴だね。」

「ええ、風下にも置けないわね。」

「え?」

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正しいのはどちら?

「風上に置けない」は「良くない人間を罵って言う言葉」です。

「臭いものを風上に置いたら臭くてたまらない」というのがその語源です。

「風上に置けない」はそれに「強調」の意味を持つ「も」を加えた言葉らしいですが…

全く腑に落ちません。

下の表を御覧下さい。

  おける おけない
風上に あまり臭くない(1) 少し臭い(2)
風上に 少しも臭くない(0) 意味不明
風下に 意味不明 意味不明
風下に 意味不明 凄く臭い(3)

「風上における」という慣用句はありませんが、意味は通りますよね?

「風上に置くことが出来る」わけですから、あまり臭くないのです(括弧付き数字は臭さの目安)。

そこに「も」を付けると「風上に置くことが出来る」となるので、「臭くなさ」が強調されます。

では、「風上に置けない(臭い)」に「も」を付けて「風上に置けない」とすれば、臭さが強調されるのでしょうか?

答えは「ノー」。全く意味のわからない言葉になります。

「風置けない」なら、「どこにも置く場所がないほど臭い」ということになり、意味が通ります。

よって、「風に置けない」を強調するなら「風置けない」としなければいけないはずです。

しかし、それに気が付かない日本人は「風上にも置けない」を当たり前のように使っています。

日本人日本語って、面白いですね。

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