「流れに棹さす」という言葉を使いますか?それはどんな時でしょう?

流れに棹さすのは悪いこと?

大阪市立御幸中学校1年の沙弥花さんは数日前にスマホデビューしたばかり。最新機種を上手く使いこなせるのでしょうか?

友人の多喜恵さんに色々教えてもらうことにしました。

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「おはよう。タキちゃん。」

「どうしたのサヤ?嬉しそうな顔して。」

「これ見て!」

「おお!ついにサヤもスマホデビューか。」

「うん。お母さんが誕生日プレゼントにって(何故か泣きながら)。」

「やっぱりエレクロムのか。発売したばかりの機種だね。」

「今は取説読むのに必死だよ。新しいことを始めるのは大変だね。」

「でも、これでやっとサヤもらいんに参加できるね。」

「そうだね。でも大丈夫かな?難しくない?」

「大丈夫。ちょっと設定が必要だけど、後はメッセージを送るだけだよ。」

「やっぱりタキちゃんは頼りになるね。」

「これでよしっと。」

「ありがとう。」

「1つだけ注意しておくね。」

「?」

「自分が書いたメッセージは自分の端末からは削除出来るけど、私たちのは消せないから。普段の会話よりは気をつけた方がいいよ。」

「そっか、変なこと書いたらまずいんだね。」

「そう。話の流れに棹さすようなことは書かないようにね。」

「?」

「? どうしたの?」

「ううん、何でもない。気をつけるね。」

沙弥花さんは賢い子です。

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流れに棹さすの由来と正しい意味は?

「棹をさす」と聞くと、進行を止めるために川底を突っつくようなイメージがありますね。

そのことから「時流や大勢に逆らう」という意味で使われることが多いのですが、誤用です。

「流れに棹さす」は船頭が川底に棹をさして舟を進める様子から生まれた言葉で、正しくは「流れに沿って進む。物事が順調にはかどる。」という意味です。

竿のイメージに加えて「水をさす」と混同することにより誤った使い方をされるようになったのでしょう。

一部の辞書ではその間違った意味を認めてしまっているようですが、やはり正反対の意味を認めてしまうのはよろしくないと思います。

誤用は誤用とはっきり言う。私はそんな流れに棹さしたいですね。

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