心配事の9割は起こらないそうですね、つまり9割は…

杞憂とは心配なこと?

マスコミを使って涼子さんの良心に訴えかけようとした架澄さんですが、失敗に終わりました。

激怒した涼子さんに杏那さんを責めるよう命じられた架澄さんはチームB2の控室を訪れ…

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「杏那ちゃん。」

「あ、架澄さん。お疲れ様です。」

「どう、元気?」

「え?あ、はい。」

「そう、元気なんだ。沙羅は青息吐息なのに。」

「ごめんなさい。そんなつもりじゃ。」

「いや、責めてるわけじゃないけどさ。予想していたより平気そうだから…」

「申し訳ありませんでした。私、ちょっと焦っていて…」

「………」

「すみません…」

杏那さんは泣きながら部屋を出ていきました。

「泣かせちゃった。ああ、嫌な役。」

杏那さんと入れ替わりに、反省会を終えた由希さんが入ってきました。

「あれ、架澄さん。何か御用ですか?」

「あ、いえ、ちょっと杏那ちゃんに話があっただけだよ(私、この子苦手なんだよね。)」

「杏那、泣いてましたけど、何を話したんですか?沙羅さんのことでしょうけど。」

「言いたくないんだけどね、もう少し今回のことを気にして欲しいなって。沙羅はかなり怯えてるんだよ。」

「申し訳ありません。私も涼子さんと同意見だったんですけど、杏那もあんなことがあったから…」

「うん、杏那ちゃんも被害者だからね。たちの悪い女のせいで何もかも…」

「たちの悪い女?私はたちの悪い人と言ったはずですけど、なぜ女性だと知っているんですか?」

「ああ、涼子がそう言っていたからさ。流石リーダーには詳しく報告されてるんだなって思ったよ。」

「………架澄さん、あの男は本当にkoroしてやると言ったんですか?」

「え?何で?」

「それが本当なら、命の心配をするべきですよね?架澄さんからはそれがあまり感じられません。」

「い、いや、そんなことないよ。沙羅の身に何かあったらって、常に杞憂してるよ。」

「………」

「………」

「架澄さん…」

「あ、急用を思い出した。じゃあ、またね。」

架澄さんは逃げるように出ていきました。

「杞憂の意味が違いますよ…」

「なんて言ってる場合じゃないか。美咲さんに話してみよう。」

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杞憂の正しい意味と使い方は?

「杞憂」を「心配・懸念」の意味で使っている方がいらっしゃいますが、正しくは「いらぬ心配をすること・取り越し苦労」です。

これは中国の紀の国の人が「天が崩れ落ちはせぬか」と(いらぬ)心配をしたという故事が語源となっています。

元の意味は「起きるはずのないことを心配する」ですが、「起こり得ることを心配していたが何も起こらなかった」場合にも使います。

有り得ないことなら「宇宙人が地球征服を目論んでいて、軍事力を強化しているかもしれないなど杞憂だ。」

有り得ることなら「2000年になったらコンピューターが誤作動を起こすのではないかと言われていたが杞憂だった。」等と使います。

心配事の9割も杞憂に終わってほしいですね。

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