懐が暖かいのは良いことだと思います。でも、意味を間違えて使うと…

懐が暖かいとは優しいという意味?

架澄さんの言動から涼子さんに不信感を持った由希さんは、美咲さんに相談。

思い当たる節がある美咲さんは、綾花さんから当時のことを聞き出そうとしました。

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「綾花、ちょっと話があるんだけど。」

「何ですか?」

SCAMコーポレーションに行こうとした時のことよ。」

「あの時は本当に申し訳ありませんでした。」

「それはもういいのよ。聞きたいのは、誰に教えてもらったかよ。」

「そ、それは………言えませんよ。」

「涼子でしょ?」

「え?何で知ってるんですか?」

「やっぱりか…」

「あ…」

「何で黙っているように言われたの?」

「私だけに教えたら他の子が不平不満を言うからって…」

「もっともらしい理由ね。」

「どういう意味ですか?」

「聞きたい?」

「はい。」

「まだ確証はないけど、涼子はSCAMコーポレーションの話詐欺だと分かっていて綾花に勧めた疑いがあるのよ。」

「そ、そんなわけないですよ。涼子さんは私のことを想って…」

「綾花、本当はあなたも少し違和感があったんじゃないの?」

「は、はい。何となくですが…」

「だったら、あの時のことを出来るだけ詳しく教えて。」

「わ、分かりました。」

綾花さんはあの日の出来事を含め、全てを美咲さんに話しました。

「なるほど。よく分かったわ(綾花の日本語力の無さもね)」

「もし、美咲さんの推測どおりだったら、凄くショックです。」

「そうよね。私もよ。」

「涼子さんは………すごく懐が暖かい人だと思っていたから…」

「綾花…」

「はい…」

「かなり痛いわよ。今のは…」

「え?」

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懐が暖かいと懐が深いの意味は?

「懐」には複数の意味があります。

・着物の胸の所の内側。

・周りを囲まれた所。

・内部、内幕、心の内。

所持金

そして、「懐」を使った慣用句には以下のようなものがあります。

懐が暖かい持ち合わせの金がたくさんある。

懐が寒い・寂しい:持ち合わせの金が少ない(ない)。

懐を痛める:自分の金を使う。

懐を肥やす:不当な利益を得る。

懐にする:懐に入れて持っている。

懐が深い:心が広い、包容力がある。相撲で、相手になかなか回しを取らせない。

というわけで、「懐が暖かい」は「お金を持っている」という意味であり、人の性格を表す言葉ではありませんので気を付けて下さい。

つい「優しい」という意味で使ってしまいがちですが、それに近いのは「懐が深い」です。

ただ、こちらは私の持っている昔の辞書や広辞苑には載っていません。比較的新しい言葉なのでしょうか?意味も他と異質ですし。

「心が暖かい」もありそうでありませんし、言葉とは難しいものですね。

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