「○○の一角を担う」という言葉をよく聞きますが、何のことでしょうか?

一角を担うは一翼を担うと同じ意味?

春日大学2年生の大河君は将来について考え始めました。

同じく2年生の美島君に話をしてみると…

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「美島、お前はどの業界を目指してるんだ?」

「俺か?俺はまだ絞り込めてないな。色々あるから迷うよなぁ。」

「いくら売り手市場だからって、適当に考えてたらだめだぞ。」

「別に適当ではないがな。大河はどうなんだよ?」

「俺はゲームが好きだからゲーム業界にしようと思ってる。」

「………そうか(それは適当じゃないのか?)」

「第一志望はゲミックスだ。」

「かなりの大手じゃないか。大変だぞ。」

「大丈夫だ。あの会社のゲームは大概クリアしたからな。そこをアピールする。」

「ゲーム好きを伝えるだけじゃだめだと思うけどな。」

「………今のは冗談だ、美島。」

「ならいいけど。で、なんでゲミックスなんだ?」

「それはもちろん、業界最大手の一角を担うブランド力と技術力に惹かれたからさ。」

「………まあ、がんばれよ(一翼を担うと言いたいんだろうか?それも違う気がするが…)」

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一角の意味は?

「一角」とは「1つのかど、すみ。一部分。」という意味です。「部屋の一角」、「氷山の一角」等と使われますね。

よく、主要な役割やステータスを指して「○○の一角」という言葉が使われますが、上述の通り「一角」にそんな意味はありません。

一体誰が使い始めたのでしょうか?「四天王の一角」ならギリギリ分かりますが(笑)。

「一角を担う」も当たり前のように使われていますが、(正式には)そんな言葉はないのです。

少し前に漫画で「最強の一角を担う」という表現を目にしましたが、実に大胆な間違いです(「最強を担う」とも言わないでしょう。)

「一翼を担う」という言葉ならあります。「一翼」は「一方の翼。1つの役割。」という意味です。

「何らかの役割を担う」という意味ででしたら「一翼を担う」が使えますね。しかし、「最強の一人」等を言い換えることはできません。

「○○の一角を担う」と言いたいときは、素直に「○○の一人」等と言いましょう。

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