「留守」は「留まる・守る」と書くのに、「居ない」なんて不思議ですよね?

留守とは家にいないこと?

直人君は今日も勉強をがんばっています。

勉強中におじいさんからある頼まれ事をされましたが…

スポンサーリンク


「よし、問題集が一通り終わったぞ。さて、次は…」

「直人、ちょっといいか?」

「何、おじいちゃん?」

「何だ、今日も勉強してたのか。日曜なんだから遊べばいいのに。」

「日曜だからこそだよ、こういう所で差がつくんだから。いや、縮めるのか。」

「勉強中に悪いが、これをお隣さんに返しに行ってくれないか?」

「タッパー?」

「隣の家の奥さんに漬物をもらってな。返しに行きたいが、今日はちょっと足が痛くて。」

「わかった、行ってくるよ。」

「すまないな。」

しかし、直人君はタッパーを持ったまま帰ってきました。

「おや、どうした?」

「留守だったんだ。」

「だからどうしたんだ?」

「返せなかったんだよ。」

「どうしてだ?別に問題ないだろう。」

「いや、だから留守だって。」

「?」

NEXT

スポンサーリンク


留守の本来の意味は?

「留守」は「外出中で、家や部屋等にいない。」という意味で使われていますね(留守にする)。

しかし、本来は「家の人がいない時、残ってその家を守ること。また、その人。」という意味でした(留守を頼む)。

だから「留まる・守る」と書くのですが、全く逆の意味を持っているので少し紛らわしいかもしれません。

現在は「不在」の意味で使われるのが一般的ですので、本来の意味(残って守る)は「留守番・留守居」と呼ばれています。

その内の「留守居」から「居留守(家にいるのに、いないと嘘をつくこと。)」という言葉が生まれました。

「家にいても、いないふりをする。」ことを「居留守を使う」と言いますが、「留守を使う」という言葉をご存知でしょうか?

実はこちらも「居留守を使う」と同じ意味なのです。やっぱり日本語って面白いですね。

「留守を使う」が本来の言い方だと思いますので、こちらを使った方が知的さをアピールできるかもしれませんよ。

スポンサーリンク