往生際の悪い人っていますよね。早く堪忍して欲しいです。あれ?観念でしたっけ?

堪忍しろ?観念しろ?

スーパー鷹杉は万引きによる被害に悩まされています。

店長の手塚さんは万引きGメンとして雇った北見さんに期待しています。

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「ここが、特に被害額の多い飲料コーナーです。」

「なるほど、確かに盗みやすそうですね。」

「そうなんですか?」

「ええ、見えない死角になる部分が多いですから。」

「はあ(見えない死角?大丈夫かな、この人。)」

「必ず捕まえてみせますからご安心下さい。」

「はい、お願いします。」

数10分後、北見さんは挙動不審な女性を見つけ、こっそり監視しました。

その女性は缶コーヒーをポケットに入れ、レジを通らずに店の外に出ました。万引きです。

「(フフフ、今日も上手く行った…)」

「ちょっと、お姉さん!」

「え?」

「ポケットの中身、見せてもらえますか?」

「何故ですか?」

「コーヒーを盗みましたよね?」

「さあ、何のことやら…」

「とぼけても無駄ですよ、盗んだ所を撮影してありますから。」

「あ、これですか?買うつもりでポケットに入れて、忘れてしまっただけですよ。これから払いますから。」

「そんな言い分が通用すると思いますか?事務所まで来て下さい。」

「ほ、本当です。忘れただけです。盗んだんじゃありません!」

「ポケットに入れた時点で万引きは成立しています。堪忍しなさい!」

「堪忍しなさい?」

「そうです。」

「ふ、ふふふ…あはははは!」

女性は大声を上げて笑い出しました。

「な、何を笑っているんですか!こっちに来なさい!」

女性は笑いながら事務所へ連れて行かれましたが、事情を聞いた店長も笑わずにはいられませんでした。

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諦めさせる時に使うのはどちら?

「堪忍」とは「堪え忍ぶこと。怒りを抑えて人を許すこと。」です。

「堪忍して下さい」で「お許し下さい」という意味になります。

「観念」とは「諦めること。覚悟すること。」です(他にも難しい意味がありますが、ここでは考えなくていいです。)

「観念しろ!」で「諦めろ!覚悟しろ!」という意味になります。

これを間違えて「堪忍しろ!」と言ってしまう方が少なくありません。

これでは「許せ!」と命令しているようで、立場が逆なのか逆じゃないのかよくわからない状態になります。気を付けましょう。

ちなみに「死角」は「角度の関係で、射撃したり見たりできない範囲。」という意味です。

「見える死角」は存在せず、「見えない死角」だと重言です。こちらについても気を付けましょう。

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