「お前のパンチなんて痛くも痒くもないぜ!」と言ったことはありますか?それはちょっと痛いですね。

痛くも痒くもないは何にでも使える?

呈皇高校サッカー部は全国高等学校サッカー選手権大会の2次予選への出場が決定しました。

しかし、藤堂君は試合終了間際に負傷。マネージャーの火野さんは心配してくれましたが…

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「お疲れ様でした、藤堂先輩。」

「ああ、火野ちゃんもお疲れ。」

「最後のミドルシュート、格好良かったですよ。」

「シュートが決まるイメージが出来ていたからね。あれくらい普通だよ。」

「やっぱり先輩は凄いですね。」

「それほどでもないさ。君のお陰でもあるし。」

「え?」

「部のために一生懸命働いてくれているじゃないか。」

「あ、いや、私なんて全然。」

「謙遜しなくていいよ。毎日大変だろ?」

「そんなことないですよ。私、先輩と同じ部活が出来て、凄く楽しいです。」

「本当?」

「はい。先輩はサッカーが上手いだけじゃなくて、その…」

「………何?」

「………あ、足は大丈夫ですか?」

「ああ、こんなのはかすり傷だよ。」

「でも、赤くなっていますよ。」

「サッカーに接触や転倒はつきものだからね。この程度、痛くも痒くもないさ。」

「痛くも痒くもない?」

「そうさ。」

「………ああ、やっぱり先輩って…」

「ふっ、その先は言わなくてもいいよ。」

「(やっぱり先輩って…面白!!…)」

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痛くも痒くもないの正しい使い方は?

「痛くも痒くもない」とは「何とも感じない。何の影響も受けない。少しの苦痛もなく、平気である。」という意味です。

「何を言われようと痛くも痒くもない」等と使います。

注意したいのは、「精神的に(本当に)平気である」という意味であるということです。

肉体的な痛みや痒み、まして、それを痩せ我慢する時に使う言葉ではありません。

私は空手やっていて、殴られても痛くも痒くもなかった。後で少し腫れたけど。」等の使い方は間違いということです。

殴られても痒くないのは当たり前のことですからね。「痛くない」に留めておきましょう(ギャグとしてならアリですが)。

同じ意味を持つ言葉として「痛痒(つうよう)を感じない」があります。

こちらは「殴られたが痛痒を感じない」等と使われることはなさそうです。同じ意味なのに。

また、慣用句として使うのでなければ、「痛くも痒くもない湿疹」は間違っていないと思います。

やっぱり日本語って「面白!!」ですね。

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