数日前から具合が悪かったのですが、薄皮を剥ぐように良くなってきました。あれ?薄紙でしたっけ?

薄皮を剥ぐよう?薄紙を剥ぐよう?

呈皇高校サッカー部の藤堂君は、最近体調を崩して学校を休んでいました。

久しぶりに藤堂君の姿を見たマネージャーの火野さんは…

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「先輩!」

「ああ、火野ちゃんか。」

「もう体は大丈夫なんですか?」

「うん、大丈夫だよ。」

「ずっと学校を休んでいたので、とっても心配してたんです。」

「何言ってるの、たった1週間じゃないか。」

「同じ1週間でも、先輩と他の選手とでは全然違うんですよ。」

「そうか。確かにそうかもしれないね(やはり必要とされている男は違うな)」

「私、先輩が戻ってきてくれて本当に嬉しいです。」

「よしなよ、照れるじゃないか。」

「でも、本当に大丈夫なんですか?」

「本当に辛かったのは初日だけさ。その後は薄皮を剥ぐように良くなっていったよ。」

「薄皮を剥ぐようにですか?」

「そうさ。」

「………先輩、大丈…(おっと、いけない!)」

「大丈夫だって。じゃあ、また放課後に会おうか。」

「は、はい。」

藤堂君は自分の教室に向かいました。

「(あー面白かった!やっぱり先輩がいないとね♪」

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正しい方とその意味は?

「悪い状態、特に病気が日毎に少しずつ良くなる様子。」を「薄紙を剥ぐよう」と言います。

「薄紙を剥ぐように具合が良くなる、顔色が良くなる、元気になる。」等と使われます。

これを「薄皮を剥ぐよう」と言い間違えてしまう方が少なくありません(分からなくはないですが)。

たとえ薄かろうが、皮が剥がれたら痛そうです。ちっとも良くなっていくような気がしませんね。

また、意味にもご注意下さい。「少しずつ良くなる様子」であり、「少しずつはっきりしてくる様子」ではありません。

「謎に包まれていた真相が、薄紙を剥ぐように明らかになってきた。」のような使い方をする方がいらっしゃいますが、誤用です。

剥ぐのは「紙」で、意味は「良くなる」ですので、覚えておきましょう。

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