「これはファン垂涎の試合だ!」のような言葉をよく耳にしますが、垂涎ってどういう意味でしたっけ?

垂涎は試合にも使える?

美島君は久しぶりに大河君のアパートに遊びに行きました。

そこで、大河君お気に入りの対戦格闘ゲーム「渾身の鉄拳」をプレイしてみましたが…

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「………強いな。」

「結構やり込んでるからな。」

「ああ、見事なコンボだ(初心者相手に容赦なしか。何て大人げない奴なんだ…)」

「やっぱり人間との対戦は面白いな。」

「オンラインで戦えるんだろ?」

「ああ。たまにとんでもなく強い奴に負けることがあるよ。」

「へえ、お前でも負けることがあるのか。」

「当たり前だろ。上には上がいるんだよ。」

「………」

「今度このゲームの世界大会があってな、ネット配信されるんだ。」

「世界大会か。相当レベルが高そうだな(世界中に誤用タイトルを晒しているのかよ)。」

「ああ、信じられない程上手い奴らが集まるからな。全てが垂涎のバトルになるだろう。」

「………それは楽しみだな(垂涎ねぇ…)。」

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垂涎の読み方と正しい意味は?

「垂涎」は「すいん」と読みます。「すいん」と読まれることが多いですが、それは「慣用読み」です。

「すいえん」でも通じますが、「すいぜん」と言えた方が格好良いと思うので、こちらをお勧めします。

しかし、重要なのは「意味」の方です。

「垂涎」は「食べ物を欲しがって、よだれを垂らすこと。よだれを垂らすほど、ひどく欲しがること。」という意味です。

ネットを見ていると「垂涎の試合・垂涎のイベント」という使い方をする方が多いですが、私はそれに強い違和感を覚えます。

「試合」は「観たい」ものであり、「欲しい」ものではないはずです。

同様に、「イベント」は「行きたい」ものであり、「欲しい」ものではありません。

「垂涎の」が使えるのは「人」や「物」等、「手に入れられる可能性のあるもの」であるはずです。

「願望」という点では共通していますが、どこを探しても「欲しがる」以外の意味は載っていないので、試合等には使えないと思います。

どうしても観たい試合のチケットを「垂涎のチケット」と言うのなら正しいですけどね。

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