テレビを見ていたら「錚々たる賞」という言葉が聞こえてきました。違和感を覚えたので確認してみると…

錚々たるは人以外にも使える?

昨年はCSで敗退してしまったエレクロムですが、今年は金村投手の活躍で日本シリーズへの出場が決定しました。

烏丸監督は一安心。エースの金村投手はもちろん、ルーキーの西岡投手にも期待しています。

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「今日も素晴らしかったな、金村。」

「ありがとうございます。」

「ペナントレースはお前に頼りきりだったが、CSでも同じだったな。」

「僕はエースですからね。いくらでも頼って下さい。」

「本当に頼もしいよ。」

「西岡もなかなかですけどね。」

「そうだな。新人王は間違いないだろう。日本シリーズでも期待できる。」

「来年以降はもっと良くなると思いますよ。」

「お前がそう言うなら間違いないな。」

「ええ。いずれは錚々たるタイトルを獲得するでしょう。」

「………」

「まあ、それはまだ先の話ですけどね。今はエースの僕を頼って下さい。」

「ああ、頼りにしてるよ(日本語の方は頼りないがな)。」

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錚々たるの正しい意味と使い方は?

「錚々」とは「人物が優れて立派な様子・よく鍛えた金属や琵琶等の冴えた響き」という意味です。

よく使われるのは前者で、「錚々たる顔ぶれ(メンバー・面々)」等と使います(形容動詞のタリ活用なので、「錚々な」とは言わない。)

逆に後者は滅多に聞かない気がするのですが、それは私が音楽に興味が無いからでしょうか?

さて、冒頭に書いた「錚々たる賞」ですが、残念ながら誤りです。

この場合の「錚々たる」は「優れて立派な」と言いたくて使っているのだと思われますが、その意味で使えるのは人物に限られます。

ネットで検索してみると、「錚々たる」を「作品、賞、受賞歴」等に使っている例がいくつか見られました。

いずれも言いたいことは伝わるのですが、何にでも使えるというわけではないのです。

作品等の人物以外を形容したいのであれば、他の言葉を使いましょう。いくらでもあるはずですから。

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