少し前に、ラジオを聞いていたら「やっと日の目を浴びるようになった」という言葉を聞きました。たしか日の目は…

日の目を見る?浴びる?

北村さんの「ブレイドファンタジー」がリープ編集部で絶賛され、最新号に読み切りとして掲載されることになりました。

堀口さんは少し複雑な気持ちのようですが…

スポンサーリンク


「おめでとう、北村さん。」

「ありがとうございます。これも全て堀口さんのお陰です。」

「何を言っているんですか、私はちょっとアドバイスしただけですよ。」

「いえ、それが嬉しかったんです。他の編集部では笑われてばかりでしたが、堀口さんはちゃんと読んでくれて…」

「………(ギャグ漫画として評価してたんじゃないのかな?ウチの連中も笑ってたし。俺は呆れてただけだし。)」

「実は、漫画家になるのを諦めようかと思ったことが何度もあったんです。」

「そうなの?」

「はい。絵の方は評価されていたので、ゲームのキャラクターデザイナーになろうかなと。」

「なるほど。」

「でも、どうしても漫画家になる夢を諦めきれなかったんです。」

「がんばったんだね(なかなか根性があるじゃないか)」

「はい、続けて良かったと思います。やっと僕の漫画が日の目を浴びる時が来たんですね。」

「………あ、ああ。そうだね(日本語の方もがんばってもらいたいな)。」

NEXT

スポンサーリンク


正しい慣用句とその意味は?

「日の目」とは「日の光・日輪」という意味です。

「日の目を見る」で「世間の人に知られる。公にされる。世に出る。」という意味になります。

これを「日の目を浴びる」と言ってしまう方が結構多いのです。

おそらく「脚光を浴びる(世間の注目の的になる)」と混同しているのでしょう。まあ、何となく分かりますが、ちょっと違うんですよね。

「日の目」が表しているのは「世間の注目」ではなく、「明るい所(見られる場所)」なわけです(「明るみに出る」の明るみと同じ)。

土の中でもがいていた生物が、やっとの思いで地上に出られた様子をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。

まだ「世間の人に知ってもらえた」段階であり、脚光を浴びる(かもしれない)のはまだ先の話です。

言い間違いとしては他に「光を見た」を見たことがありますが、残念ながらそういう慣用句はありません。

「日の目」は「見る」と覚えておきましょう。

スポンサーリンク