先の展開が読めない時ってありますよね。そう、油断を許さない…ん?

油断を許さない?予断を許さない?

今日は全国高等学校サッカー選手権大会予選2次トーナメントの決勝戦が行われます。

本上君は、自信家の藤堂君が珍しく真剣な表情をしていることに気が付きました。

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「藤堂。」

「何だ、本上。」

「緊張しているのか?」

「………」

「流石のお前も決勝ともなると緊張するんだな。」

「勘違いするな、本上。みんなに緊張感を持ってもらいたいと思っているだけだ。」

「緊張感?」

「ああ。僕が有能過ぎるために、勝つのが当たり前という雰囲気になってしまっている。これはいけない。」

「………(間違ってはいないが、ここは笑うところか?でも、真顔だからな…)」

「今日の相手は紛れもなく強豪。僕だけの活躍で勝つのは至難の業だ。」

「そうだろうな(ここまでは自分の活躍だけで勝ってきたとでも言いたいのか?)」

「ここまで来たんだ。絶対に勝つぞ。」

「あ、ああ。今日も頼りにしてるぞ。」

「頼るのはいいが、気を引き締めろよ。みんなにもよく言っておいてくれ、油断を許さない戦いになると。」

「………わかったよ(油断するな…とな。)」

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正しい方とその意味は?

「経過や結果がどうなるか、前もって判断すること。」を「予断」と言います(「予(あらかじ)めの判断」)。

そして、その判断が出来ない(困難な)ことを「予断を許さない」と言います(予断をさせてくれない)。

油断を許さない」という間違った言葉を使っている方をたまに見かけますが、これには2つのパターンがあります。

言い間違え:「予断」という言葉を知らなかったため、「油断」と間違って覚えてしまった。意味は何となく分かっているつもり

意味の間違い:「油断してはならない」という意味だと思っている。普通に意味が通りそうなので、違和感を覚えない。

油断を許さない」だと「油断をさせてくれない」という意味になると思います。

「油断できない」に近い気もしますが、「油断したい人」はいないはずなので、やはり間違いですね。

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