「詐欺師の一味が逮捕された」等のニュースを見ると、とても喜ばしく思います。ところで一味って…

一味とは悪い仲間のこと?

直人君は何故か最近おじいさんに怯えています。

今日は出かけようとした時にあるお願い事をされましたが…

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「おや、直人。」

「な、何?おじいちゃん。」

「外出するのか?」

「うん。弘人君に借りてた参考書を返しに行くんだ。」

「多白さんの所か?」

「そうだよ。」

「じゃあ、ついでにこれを多白のじいさんに返して来てくれないか?」

「紙袋………中身は何?」

「かく…」

「かく?」

「いや、違ったかな?何だっけ?あの白い粉…」

「(白い………粉?)」

「まあ、細かいことはいいさ。」

「………多白のおじいさんってどんな人なの?」

「わしは若い頃、色んなことに手を染めたと言っただろ。」

「う、うん。」

「多白のじいさんはその時の一味だ。今でもたまに一緒に活動しているんだぞ。」

「え!」

「特にあいつはシンジケートの…」

「ご、ごめん!急用を思い出したから弘人君の所には行けないや。じゃあね。」

直人君は逃げるように出ていきました。

「最近変だなぁ………あ、思い出した。片栗粉だ。」

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一味の由来と本来の意味は?

「一味」は元々「仏教」の言葉でした。

「海の水が全て同一の塩味であるように、人も男女や生まれの違いに関係なく皆平等である。」というありがたい教えなのです。

そこから、「同じ目的を持った仲間に加わること。また、その仲間。」という意味で使われるようになりました。

組織には色々な人がいますが、(売上を上げる等)同じ目標をもってがんばっているのだから、全員仲間なのだということですね。

由来からも分かるように、「一味」に「悪党」という意味はありません………でした。

しかし、いつの間にか「悪党一味」のように、もっぱら「悪い人たち」のことを指すようになってしまいました。悲しいですね。

ちなみに「シンジケート」は「カルテルを発展させた企業の独占形態。有価証券の引き受け団体。」のことです。

「大規模な犯罪組織」という意味もありますが、「シンジケート」と聞いただけで怖がるのはやめましょう。

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