「喜びをひしひしと感じる」という言い方をよく聞きますが、どう感じるのでしょうか?

ひしひしと感じるとはどういう意味?

肝革さんは、黒坂さんから「お見合い希望者」の連絡を受けました。

今回も過度な期待をせずにブラック・ブライダルに行きましたが…

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「おはようございます。」

「おはようございます。ちょっと疲れた顔をしていますね。」

「なかなか上手くいかないので…」

「まだ始まったばかりですよ。とりあえず、おすわり下さい。」

「はい。」

「今回ご紹介したい方は…」

「………(40代かな?前半までなら何とか…)」

「この方です。」

「!」

肝革さんは目を疑いました。

その人は、年収は350万円程ですが、3つ下のイケメンです。

「ほ、本当にこの方なんですか?」

「本当ですよ。良かったですね。」

「うう…」

「どうなされました?」

「ごめんなさい。嬉しくてつい。」

「分かりますよ。」

「こんな素敵な方が………私は今、喜びをひしひしと感じています。」

「………あのですね、肝革さん。」

「このままずっと、嫁へ行く場もないんじゃないかと不安になっていたんです。」

「………(くっ)」

黒坂さんは笑いを堪えるのに必死で、それ以上言えませんでした。

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ひしひしの正しい使い方は?

「ひしひし」には複数の意味がありますが、一番使われるのは「ひしひしと感じる」でしょう。

この場合の「ひしひし」は、「強く身に迫るさま。切実に感じるさま。」です。

例えば、「(身の)危険をひしひしと感じる」、「生活苦をひしひしと感じる」等と使います。

「身に迫る・切実に感じる」ですから、上記のように「自分の外側から押し寄せてくるネガティブな感覚」に対して使う言葉です。

よって、「喜びをひしひしと感じる」、「戦いに臨むエネルギーがひしひしと湧いてきている。」という使い方は誤りです。

「喜び」なら「しみじみと感じる」等が一般的ではないでしょうか?「エネルギー」なら「湧く」だけで良いのでは?と思います。

ちなみに、「嫁へ行く場もない」という言い回しは(一般的には)ありません。

おそらく、「余命幾ばくもない」を聞き間違えて覚えた方が使っているのでしょう。

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