「法外の喜びです」と言っている方をたまに見かけますが、どんな喜びでしょうか?

法外の喜び?望外の喜び?

肝革さんは3度目のお見合いに臨みました。

お相手は重盛さんという真面目な方です。

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「肝革利無です。よろしくお願いします(写真よりイケメンだなぁ)」

「重盛堅蔵です。こちらこそよろしくお願いします。」

「重盛さんのお仕事は製造メーカーでしたよね?具体的には何をお作りになっているんですか?」

「(製造メーカー?)堀北自動車ってご存知ですか?」

「はい。今年の実業団駅伝で優勝したところですよね?そんな大手に…」

「いえ、そこの下請けの下請けの下請けです。」

「そ、そうですか。」

「そんなに大きな会社じゃないですけど、自動車は大好きですので、非常にやりがいを感じています。」

「仕事に一生懸命な男性ってカッコいいと思います。それに比べて私は…」

「何か引け目に感じていることでもあるんですか?」

「私の方が年上ですし、見た目だって…」

「大切なのは人間性ですよ。私は、自分を支えてくれる優しくてしっかりした女性が良いと思っているんです。」

「は、はい。(p´・_・`q)」

「収入は良い方じゃないので、少し心苦しいんですが…」

「そんなこと気にしなくて良いと思いますよ。」

「そうですか?」

「重盛さんはとっても素敵です。こうしてお会いできたことに法外の喜びを感じています。」

「………ありがとうございます(望外の喜びと言いたいのかな?思っていたよりも頼りないから考え直した方が良いかもしれないな。)」

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正しい方と望外の意味は?

「望んでいたより良い・期待以上である」ことを「望外」と言い、「望外の喜び」等と使われます。

「望の外」なので、むしろ「望んでいない」と解釈できると思うのですが、違うようです(「意外」は良い場合でも悪い場合でも使用可)。

それはさておき、「望外」を「法外」と聞き間違えて覚えてしまい、「法外の喜び」と言ってしまう方が少なくないようです。

「法外」とは「道理・常識に外れている」という意味で、「法外な値段」等と使われます。

「並外れている」という意味もありますが、悪い時にしか使われないと思って良いです。

当然、「法外の喜び」は間違い。特殊詐欺のように、道理に外れたことをして儲かった時にでも使うのでしょうか?

そういう人たちが一網打尽にされれば、法外の喜びですよね。

ちなみに「製造メーカー」は重言。「製造業者」若しくは「メーカー」と言いましょう。

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