どこからともなく伝わってきた噂のことを「風のうわさ」と言う人が多いですが、「風の」って何でしょう?

風のうわさ?心遣り?

町屋西高校2年の武内君はサッカー部で活躍しながらも成績は優秀です。

しかし、残念ながら今月のテストも瀬良君に及ばず2位でした。

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「いや、そんなことはどうでもいい。」

「誰に向かって話しているんだい?武内君。」

「瀬良君か。」

「悔しい気持ちは分かる、だが現実は現実として受け止め…」

「なぜ僕に彼女がいると知っているんだい?」

「え?」

「理由を説明してもらいたい。」

「いや、風のうわさに聞きましたけど?」

「うわさになっているなら僕もそれに気付いているはずだろ!(それに、そんな言葉はないぞ!)」

「う…(まずい、まだ誰も知らなかったのか。)」

「そう言えば、彼女と一緒にいる時に妙な視線を感じることが多かったな。君らしき人を見かけたこともあったような…」

「気のせいじゃないかな?」

「まさか君にそういう趣味があったとはね。驚いたよ。」

「それは誤解だ!君を監視していたのはテストで勝つためであって、決して変な…」

「やはりそうだったか。」

「あ………しまった。」

武内君の拳はかつてないほど力強く握り込まれていました。

「落ち着くんだ武内君。全ては君に対するライバル心によるものだよ。心遣りを大切にしてくれ!」

「そうか、わかった。」

「わかってくれたかい、ありがと…」

武内君は瀬良君の胸ぐらをつかみました。

「え?あれ?何で?」

「心遣りだろ!」

「(((゚Д゚)))?」

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間違えやすい言葉と意味に注意!

私が「風のうわさ」という言葉を初めて知ったのは少年漫画を読んでいた時でした。

その時は何の違和感もありませんでしたが、それが間違いだと知った時は驚きましたね。

「どこからともなく伝わってきたうわさ」は、正しくは「風の便り」と言います。

他の言い方としては「風のつて」がありますが、「風のうわさ」はありません。間違いですので頭から消去して下さい。

ちなみに「風の便りに聞きましたけど!?」というドラマはありますが、「風のうわさに聞きましたけど!?」はありません。

さて、「心遣(づか)い」と「心遣(や)り」の違いは分かりますでしょうか?

字が同じなので意味も同じだと思ってしまいがちですが、「心遣い」は「その人のためを思って色々と気を遣うこと」、「心遣り」は「気晴らし、憂さ晴らし」です。

憂さ晴らし自体は大切ですけど、方法は慎重に選んで下さいね。

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