「庇い立てすると○○だぞ」というセリフをよく聞きますが、庇い立ての意味をご存知でしょうか?
庇い立てするとは庇うこと?
1ヶ月ほど行方不明になっていた犬飼さんでしたが、ついにその所在が分かりました。
桃田さんは鬼塚さんを連れて、某ゲームセンターに入っていきました。
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「よし、勝てた!面白いな、このゲーム。やっぱり僕はこういう飛び道具ありの…」
「見つけたぞ、犬飼!」
「も、桃田さん!何故ここに?」
「俺の情報網を舐めるなよ。」
「………」
「仕事をほったらかしてゲーセンとはな。しかも、他社の格闘ゲームで遊んでいるとは言語道断だ。」
「い、いえ。これは、次回作の参考になればと思って…」
「言い訳はいい。殴られるか俺の犬になるか、どちらか好きな方を選べ!」
「も、申し訳ありませんでした。」
「で、どっちだ?」
「………」
「桃田さん、どうか許してあげて下さい。」
「ああ?」
「職務放棄はいけませんけど、あれだけ過酷な状況で仕事をしていたら現実逃避したくもなりますよ。犬飼さんも反省していますし…」
「なんだと?庇い立てするとお前も同じ目に遭わせるぞ!」
「………(今初めて庇ったんだけどな…)」
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庇い立ての正しい意味は?
「庇い立て」とは「何かにつけて庇う。しきりに庇う。」という意味です。
この場合の「立て」は、「ことさらに。特にそうする。」という意味を表しています。
つまり、「庇い立て」は単に庇うことではなく、しきりに庇うということです。
ところが実際には、少し庇っただけで「庇い立てすると…」のように使われてしまっています。
「庇い立てする」=「庇う」だと思われているのでしょうか?
まあ、そう言いたくなるのは分かります。「庇うと○○だぞ!」だとイマイチ弱い気がしますから。
もちろん、しきりに庇っている人に対して使う分には問題ありません。状況次第ということです。
「隠し立て」も同じことで、単に隠しているという意味ではないのです。日本語は難しいですね。
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