「合いの手」という言葉がありますが、これは打つんでしたっけ?それとも入れるんでしたっけ?

合いの手を打つ?合いの手を入れる?

内谷アナは今日から武部アナと一緒に天気予報のコーナーを担当することになりました。

本番前、緊張する内谷さんにリラックスするように言う武部さんですが…

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「内谷さん。」

「何ですか?先輩。」

「表情が硬いわよ。」

「すみません。今日が初めてですから。」

「何度もテレビに出てるじゃない。」

「だって、今まで先輩ががんばって来たコーナーじゃないですか。もし、私のせいで評判が悪くなったら…」

「心配しすぎよ。リラックスして平常心でやれば大丈夫だから。」

「そう思うようにはしているんですけど、やっぱり心配で…」

「私がいることを忘れてない?」

「え?」

「主に解説するのは私の方だし、初仕事の内谷さんにそんなに負担はかけないわよ。」

「そ、そうですよね。」

「もちろん内谷さんにもしゃべってもらうけど、きちんと合いの手を打つから心配しないで。」

「………(合いの手を入れるだったような………あ、わざとか。)」

内谷さんは少し微笑みました。

「だいぶ落ち着いたみたいね。じゃあ、がんばりましょう。」

「はい、ありがとうございます。」

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正しい方とその意味は?

「合いの手」は元々「邦楽で歌と歌との間に三味線だけで入れる短い間奏」のことで、やがて「歌や踊りの調子に合わせて間に入れる音や掛け声」のことも指すようにもなりました。

そこから更に「会話や物事の進行の間に挟む別な言葉や仕草」という意味も生まれました。

「挟む」のですから会話の中に合いの手を「入れる」と表現します。

これを「合いの手を打つ」と言ってしまう方が少なくありません。おそらく「相槌を打つ」との混同でしょう。

「相槌」は「刀を鍛える時など2人が向かい合って交互に打つ槌」のことで、「相槌を打つ」で「相手の話に調子を合わせて頷く」という意味になります。当然「相槌を入れる」は誤りです。

「合いの手」は「入れる」、「相槌」は「打つ」ですので、正確に覚えておきましょう。

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