あなたはごねて得をしたことがありますか?しかし、本来の意味では…

ごねるとは文句を言うこと?

安野さんの素晴らしいアドバイス(?)のお陰で娘さんの願いを叶えることが出来た相沢さん。

親子関係も良好で、気持ち良く仕事ができています。しかし、安野さんはというと…

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「どう、娘さん。上手くやれてる?」

「はい。操作にもだいぶ慣れて、友達とも仲良くコミュニケーションが取れているみたいです。」

「それは良かったわね。」

「ええ、心配していたほど夢中になっているわけでもないし、買ってあげて良かったと思います。安野さんのお陰ですよ。」

「そう…(私何か言ったっけ?)」

「どうかなさいましたか?最近元気がないような…」

「名前は出してないけど、相沢さんのことを娘に言ったら『私も最新機種がいい』って言い出してね。」

「どうするんですか?」

「今のスマホにしてから1年も経ってないだから『だめ』と言ったのよ。」

「そうですね、それは仕方がないかもしれません。」

「でも、娘はなかなか言うことを聞いてくれなくてね。ごねちゃったのよ。」

「え、本当ですか?」

「ええ。」

「それはいつのことですか?」

「数日前だけど?」

「ごめんなさい、そんなことがあったなんて………。知らなかったとはいえ、無神経な事を言ってしまって本当に申し訳ありません!」

「なんで謝るの?」

「だって娘さんが………。一度お会いしたかったです。」

「?」

相沢さんが何故取り乱しているのかさっぱりわからない安野さんでしたが、その後、誤解は無事に解けました。

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ごねるの語源と本来の意味は?

「ごねる」は「御涅槃(ごねはん)」の「ごね」が動詞化(「事故る」みたいなもの)したものです。

「御涅槃」とは「釈迦のし」のことで、ここから「しぬ、くたばる」という意味になりました。

その後、「ぐずぐずと文句や不平を言い続ける」という意味の「ごてる」との混同(聞き違い)により、意味が変わってしまいました。

最近はあまり聞きませんが、数年前に「捏造(ねつぞう)」という言葉が流行りましたよね。あれは本来「でつぞう」と読みます(「でっち上げる」から来ています)。

どうも「て」は「ね」に聞き間違えられやすいようで、「ごてる」は「ごねる」に音変化してしまい、「ごてる」は本来の意味でごねました。

「ゴネ得」というのは比較的新しい言葉で、本来ならそんな「得」はあり得ません。

ただ、「ごねる」は圧倒的に新しい方の意味で認知されていますので、流石に古い方の意味で使うのは無理がありますね。

話のネタとして覚えておく程度でいいでしょう。

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