何かをひたすら隠していそうな人を見たことがありますか?そんな時はどう表現しますか?

ひた隠しにする?ひた隠す?

政務活動費の不正受給疑惑で世間を騒がせている梅久氏に新たな疑惑が浮上!

深田出版の下鳥さんは今度こそ不正を暴き、山中部長の期待に応えられるのでしょうか?

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「下鳥さん、以前取材に行った梅久氏を覚えているね。」

「はい、師匠…じゃなかった、東京都議会議員の梅久さんですね。」

「………今新しい情報が入った。また取材に行って欲しい。」

「かしこまりました。」

こうして下鳥さんは再び梅久氏に会いに行き、取材を試みました。

「梅久さん!」

「ん?ああ、この間のお嬢ちゃんか。」

「週刊世論の下鳥です。お聞きしたいことがあります。」

「何ですか?」

「大阪へ出張中に、ある店でお土産を何度も購入していますね。」

「それが何か?」

「どの領収書も筆跡が酷似していると指摘されています。」

「同じ人間が書いてたからね。」

「あまりにも似過ぎです。実際に購入したのは1回だけで、後はコピーなんじゃないですか?」

「たまたま似過ぎただけだろう。言いがかりもいいところだよ。いちいち意識して筆跡を変えさせなきゃいけないのかい?」

「………」

「前回もそうだったけど、あんまりひどいと名誉毀損で訴えるよ。」

「きちんと調べれば分かることです。いくらひた隠しても無駄だと思いますけど?」

「今なんて言った?ひた隠す?」

「そうです。」

「そりゃ違うよお嬢ちゃん、正しくは…」

「!」

下鳥さんは急いで会社に戻りました。

「ただ今戻りました。」

「どうだった?」

「驚きました!」

「何だ?何がわかった?」

「『ひた隠す』という言い方は間違いで…」

「………(この子の存在をひた隠しにしたくなってきた。)」

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ひた隠しの意味と正しい使い方は?

「ひた隠し」とは「ひたすらに隠すこと」です。

「○○をひた隠しにする」で、「○○をひたすらに隠す」という意味になります。

しかし、これを間違えて「ひた隠す」としている人が少なくないですね。

あるドラマを見ていてこの言葉が出てきた時は思わず笑ってしまいました。シリアスなシーンだっただけに。

「愛想笑い」を「愛想笑う」とは言いませんよね?

それと同様に、「ひた隠し」で1つの名詞なので「隠し」だけを活用させるのは誤りなのです。

過去に使っていたのならひた隠しにして下さい。

「ひた隠す」のように、名詞を動詞に変えてしまう例は他にもたくさんありますが、正式な使い方ではないことを覚えておきましょう。

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