「あくどい」という言葉を使っていますか?それがどんな場合かはともかく、本来の意味も知っておきましょう。

あくどいとはたちが悪い事?

大阪市立御幸中学校2年の真莉愛さんは新し物好き。9月にエレクロムから発売されたスマホが欲しいようです。

母親には反対されているので、何らかの策を講じようとしています。そんな真莉愛さんを見た弥栄乃さんは…

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「やっぱり諦めきれないなぁ。」

「どうしたの?」

「スマホを新しくしたいんだけど、母が許してくれないの。」

「まりのスマホってまだ1年も使ってないんじゃなかったっけ?」

「そうなんだけど、今のは不満なの。」

「………」

「いっそのこと、壊れたことにしちゃおうかなと思って。」

「え?」

「ちょっと傷つけてさ、落として壊れたことにすれば買ってもらえるかも。」

「そこまでしても欲しいものなの?」

「これ見てよ。」

それは「BIJON」という月刊誌のスマホの特集記事でした。

そして、真莉愛さんが適当に指差したスマホは明らかにどぎつい色をしていました。

「どう思う?」

「………私はちょっとあくどいんじゃないかと思うなぁ。」

「………」

「まり?」

「そうだね、やえの言うとおりだよ。こんなの間違ってる?」

「? 間違いではないと思うよ、感じ方は人それぞれだから…」

「いいの、やえのお陰で目が覚めたよ。ありがとう。」

「??」

弥栄乃さんは何のことかわかりませんでしたが、真莉愛さんは今のスマホで我慢することにしました。

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あくどいの本来の意味は?

「あくどい」の本来の意味は「色や味等が程度を過ぎていやらしい。どぎつい。」という意味です。

語源は諸説ありますが、「灰汁(あく)が強い」から来ているというのが有力です。

よって、「悪どい(悪い)」ではないのです。

しかし、勘違いする人が多かったことから「たちが悪い」という意味も認められるようになりました(かなり昔からですが)。

もちろん私も初めて聞いた時は「悪い」の親戚だと思いました。多くの人が誤解するのも無理はないでしょう。

「いやらしい・どぎつい」と言われてもあまりピンと来ませんし、本来の意味で使われることはあまりないと思われます。

どちらにしても、言われて嬉しい言葉ではないことに間違いありませんが。

基本的には平仮名で書きますが、漢字で書くなら語源どおり「灰汁どい」です。

「たちが悪い」という意味は認められているものの、やはり「悪どい」と書くのは間違いですので気をつけましょう。

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