あいまいな言い方をすることを「○○を濁す」と言いますが、あなたは間違えていませんか?

言葉を濁す?口を濁す?

明日香さんは荒川学園高校サッカー部のマネージャー。町屋西高校との練習試合で出会った武内君に一目惚れし、密かに付き合っています。

しかし、友人の加奈子さんがどう思うのか気になって話せずにいます。その加奈子さんは今月もBIJONを読んでいました。

スポンサーリンク


「おはよう、加奈子。」

「ねえねえ、この人どう思う?」

「(またですか…)うん、格好いいと思うよ。」

「何言ってるの?」

「え?」

加奈子さんが見ていたのはミークストームの小泉さんという女性に関する記事でした。

「あ、ごめん。てっきりいつもの話かと…」

「………この人かなり強気なのよね。」

「?」

「神谷君に対抗意識を持っているというか、自分の方が上だって言いたげなの。」

「へぇ。」

「プライドが高いのかもしれないけど、高校生相手に大人げないね。」

「美人だけど、ちょっと怖そうな感じだね。」

「ますます神谷君を応援したくなっちゃうなぁ。」

「そうだね。」

「………やっぱりあんまり興味なさそうだね。」

「え、そう?」

「本当は彼氏いるんじゃないの?」

「いないよ、見てれば分かるじゃん。」

「サッカー部は練習試合でよく町屋西高校に行くよね?」

「う、うん。」

「明日香が向こうの男子と親しげに話しているところを見たって子がいるのよ。その人じゃない?」

「さ、さあ。親しくなった人は一人じゃないから誰のことを言っているのかわからないなぁ。友達ならいるかもしれないけど。」

「すぐそうやって口を濁すんだから。」

「違うよ、言葉を濁してるんだよ。」

「………よくわかんないけど、やっぱりそうなんだね?」

「あ…」

NEXT

スポンサーリンク


正しい慣用句とその意味は?

「はっきり言わないで、あいまいに言う。」ことを「言葉を濁す」と言います。

何も言わないわけではないし、嘘を言うわけでもない。でもはっきりとは言わない。だから「濁す」と表現するのです。

では、濁しているのは何か?言葉ですよね。

しかし、誤って「口を濁す」と言っている人が少なくないのが現状です。

何となく意味が通るので、間違いに気が付かないことが多いのでしょう。

文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」では「口を濁す」という言葉を使う人が3割近くいたそうです。

これは多い…ような気がしますけど、まだ少ない方かな?でも、実際にはもっと多いかも…(言葉を濁しています)。

それにしても「口を濁す」というのは、なんだか汚い感じがして嫌ですね。

スポンサーリンク