テレビを見ているとアナウンサー等が「声を荒げる」と言うことがあります。あれ?と思いましたが…

声を荒げる?声を荒らげる?

梅久氏への取材に2回連続で失敗した下鳥さん。温厚な山中部長も流石に苛立っているようです。

そんな中、三度(みたび)梅久氏の政務活動費不正受給疑惑が浮上。さて、どうなる?

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「下鳥さん。」

「はい。」

「また梅久氏に関するタレコミがあった。今度はしっかりやってくれよ。」

「はい、今度も教えて…じゃなかった、今度こそ不正を認めさせます。」

「………がんばれよ(嫌な予感しかしない)」

下鳥さんは張り切って梅久氏のところへ向かいました。

「梅久さん!」

「またお嬢ちゃんか。私もヒマじゃないんだけどね。」

「今回は今までのようにはいきませんよ。」

「ほう(あんたが勝手に驚いて帰っていったんだろ!)」

「梅久さんは半年前、日光に出張に行きましたよね。」

「ああそうだよ、公務でね。」

「その時の宿泊費が異常に高いんです。」

「同僚と行ったからね。それがどうした?」

「家族旅行だったんじゃないですか?」

「何?」

「ホテルの人が証言しているんです。奥さんとお子さんが一緒だったと。」

「………」

「どうなんですか?」

「事実無根だ。たまたま年の近い女性とその子どもと談笑している所を見られただけだろう。」

「そんな言い訳が通ると思いますか?」

「やかましい!見ていたわけでもないのに何が分かる!これ以上侮辱すると許さんぞ!」

「どうやら間違いなさそうですね。声を荒げているのがその証拠です。」

「………今何て言った?声を荒げる?」

「そうです。」

「そりゃ違うよ、お嬢ちゃん。正しくは…」

「!」

下鳥さんは急いで会社に戻りました。

「部長!」

「どうだった?」

「ご存じでしたか?声を荒げるというのは間違いで…」

「………(いい加減声を荒らげたくなってきた)」

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正しい方とその意味は?

「声や態度などを荒くする。荒々しくする。」ことを「荒(あら)らげる」と言います。

「声」に対して使う場合は「声を荒らげる」となります。

「荒らげる」は、一見すると「あらげる」と読みそうになりますし、「ら」を2回連続で言うので言いにくいことから「あらげる」と言い間違える人が多数です。

NHKの調査によるとその割合は約80%。「『あららげる』が間違いじゃないの?」と言う人が続出するくらいです。

「あらくれる」はありますが、「あらげる」はないんですよね。

本来は誤りなのですが、「あらげる」と言う人が圧倒的多数となったため、こちらも認めることにしたようです。

この程度の変化なら認めてもいいかもしれませんが、私はあくまで「あららげる」と言うことにしています。

たとえ間違いだと誤解されようともです。

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