「したたかな戦略」、「したたかな女」という言葉をよく聞きますが、したたかの意味を勘違いしていませんか?

したたかとは計算高いこと?

鶴亀テレビが企画した特別番組「谷口投手の軌跡」が放送されることになりました。

そのことを村上プロデューサーに教えられ、喜ぶ河野アナですが…

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「え?あの谷口君との対談、放送されるんですか?」

「そうだよ。」

「良かったぁ。がんばった甲斐がありました。」

「どちらかと言うと、がんばったのは成宮さんの方だと思うよ。」

「どういうことですか?」

「河野さんとの対談だけでは尺が足りないんだよ。」

「結構話したと思うんですけどね…」

「メジャーや恋愛の話かい?あれは放送されないよ。」

「え?」

「趣旨が違ってたからね。(特に後半は酷かった)」

「………」

「だからこの間、成宮さんが谷口投手のところに追加取材に行ったんだ。」

「何か問題は起こらなかったんですか?」

「ないよ。谷口投手も黒澤監督も感心していたよ(語彙力は気になったらしいけど。)」

「好意は示さなかったということですか?」

「ああ(当然だろ…)、お陰でウチに対する評価も上がったよ。」

「普段は私以上に『谷口君、谷口君!』と騒いでるくせに…」

「公私混同をしなかったってことだろ。プロフェッショナルだよ。」

「ふん、したたかなだけですよ。嫌な女!」

「………(別にしたたかではないだろうに。この人は色々な意味で心配だな。)」

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したたかの正しい意味と漢字は?

「したたか」も「王道」と同じくらい、当たり前のように誤用されている言葉です。

「計算高い」、「ズル賢い」のような意味で使われていますが、間違いです。

正しくは「手強い・一筋縄ではいかない」という意味で、「強か・健か」と書きます。

漢字で書けば意味を勘違いすることもなさそうですが、聞くと間違えてしまうんですね。

どうも人は、知らない言葉の意味を言葉の響きで判断してしまうという嫌いがあるようです(妥協もそのうちの1つと思われます)。

実際のところ、この言葉を正しい意味で使っている(と思われる)人を見たことはほとんどありません。

私が読んでいる漫画で、正しく使えているシーンを見た時は感心してしまいました。それくらいレアです。

冒頭に書いた「したたかな戦略」、「したたかな女」は別に間違いではありません(「一筋縄ではいかない戦略」、「強い女」なら)。

しかし、明らかに「計算高い」、「ズル賢い」という意味で使っている場合は誤用となります。

言葉は正しく使いましょう。

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