「知ってか知らずか」という言葉をよく聞きますが、「『知ってか知らでか』じゃなかったかな?」と思う今日この頃。

知ってか知らでか?知ってか知らずか?

深田出版の山中部長が倒れました。心労のようです。心配する下鳥さんですが、里崎課長の視線は冷ややかです。

そして今回もあの男が…

スポンサーリンク


「おはようございます。あれ?部長は今日もお休みですか?」

「ああ、思っていたよりも重症らしい。」

「何があったんでしょうね?」

「何か心当たりはないかい?」

「私は何も………でも、部長職ともなれば色々大変ですよね。」

「(こいつは…)ああ、役職についているとこういうこともあるさ。」

「わかります。」

「(わかってねーだろ…)また梅久氏に関するタレコミがあったよ。」

「またですか?しょうがない人ですね。」

「(お前モナー)また取材に行ってくれ。」

「かしこまりました。」

そして、下鳥さんは梅久氏を直撃しました。

「お疲れ様です、梅久さん。」

「またか、本当にしつこい。」

「今回は凄いですよ。」

「何?」

「梅久さんは最近、あるお店で若い女性と知り合いになりましたよね?」

「………」

「知ってましたか?実は彼女…」

「何?」

「今、どんな気分ですか?」

「そんなことは聞いていなかった。知らなかったんだ。私は何も…」

「梅久さんには妻子がいますよね?」

「う…」

「知ってか知らずかは関係ないんじゃないですか?」

「今なんて言った?知ってか知らずか?」

「そうです。」

「そりゃ違うよお嬢ちゃん、正しくは…」

「!」

下鳥さんは慌ててその場から立ち去りました。

「………毎度思うんだが………何なんだあの子は?」

そして、舞台は再び深田出版へ。

「課長!」

「どうだった?」

「ご存じでしたか?知ってか知らずかという言い方は間違いで…」

「………(期待されていない事を知ってか知らでか、よくがんばってるよな。)」

スポンサーリンク


知ってか知らでかの意味を知ろう!

「知ってか知らでか」とは「知っているのか知らないのか」ではなく、「知ってなのか、知らないでなのか」という意味です。

「知らないで」の部分を略して「知ら」になっているので、「知ら」とするのは誤りです。

「知って」との対比ですから、「知らず」を使いたいのなら「知ってか知らずか」とするべきです(誰も言わないけど)。

しかし実際には、本来は間違いである「知ってか知らか」が当たり前のように使われていますね。

意味は問題なく通るのでそれでも構わないのですが、「知ってか知らでか」だけに、正しい言い方を知っていた方が好ましいと思います。

スポンサーリンク