今年は「忖度」という言葉が流行りましたね。しかし、正しい意味で使えている方は何パーミルいらっしゃるのでしょうか?

忖度とは他人に配慮すること?

成宮さんのお陰でめでたく放送されることになった「谷口投手の軌跡」ですが、これで終わりとはなりませんでした。

河野さんに対抗意識を燃やす成宮さんが、今回の件を理由に口撃(もじり語です)。慌てて止めに入る村上プロデューサーですが…

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「谷口君との番組、ちょっと不満もあるけど、放送されることになって良かったなぁ…」

「お疲れ様です、先輩。」

「………成宮さん…」

「残念でしたね、例の番組。私の方が出演時間が長いですよ。2対1くらいで。」

「………」

「そもそも、何で私じゃなくて先輩だったんでしょうね?」

「適任だと思われたんでしょ?」

「先輩は社長に気に入られていますよね?忖度してもらったんじゃないですか?」

「そんなわけないでしょ!」

「どうかしらね?」

「ちょっと、何を言い争っているの?」

「村上さん、聞いて下さい!ひどいんですよ!」

「どうしたの?」

「成宮さんが、『社長が私を忖度したからあの番組に出れた』って言うんです。」

「まぁ、忖度自体はしたと思うけど。」

「やっぱりね。」

「そんな、ひどい!」

「落ち着いて、河野さん!」

「もう辞めます!辞めてフリーになります!」

「ええ?」

「(そう、そして今後は自由に谷口君のところへ…)」

「………」

「あのね、河野さん。忖度というのは…」

「辞めないで下さい!」

「え?」

「先輩は私の憧れなので、辞められたら悲しいです。お願いします!」

「そ、そう…それなら…」

「よくわからないけど、一件落着?」

成宮さんは河野さんを忖度したのでした。

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忖度の正しい意味は?

「忖度」とは「他人の心をる」という意味です。簡単に言うと「推察」です。

ところがこれを「推察して、相手に配慮した言動をする。」という意味だと思っている方が非常に多いのです(原因は明確)。

少し前に、芸能関係の記事で「勝手に忖度した」という文言を目にしました。

「忖度」は「推察」なので、勝手にやるものです。意味を全く理解しないで使っていることがよくわかります。

「忖度があった」だの「忖度が働いた」だのは、完全に意味を誤解した言い方です。

「忖度」には「推察した後にどのような行動を起こすか」までは含まれていないのです(含めるなら「斟酌」が近い)。

例えば、「○○して欲しい」と思っている人がいたとしましょう。相手がその人の要望を推察した時点で忖度は完了です。

「推察が当たるか当たらないか」、「要望に応えるか応えないか」は忖度とは別問題です。

また、不幸があった人に対して「お察しします」と言うシーンをよく見かけますが、あれこそ正に忖度です。

恐らく多くの方が意味を調べながらも、あの方の誤用を正しい使い方だと信じてしまったのでしょうね。

妥協と同様、もはや手遅れレベルの誤用ワードとなってしまいました。

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