「それは良心におとる行為だ!」と言ったことはありますか?それは非常に…

良心におとる?良心にもとる?

「かかって来い!猫内、最強の挑戦者の挑発に尻をまくる!」そんな見出しがスポーツ新聞の一面を飾りました。

武者震いではない震えを感じた猫内チャンピオンはたまらず笹山会長に相談しました。

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「会長、俺がラミレスの挑戦を受けるような流れになっていますけど、やりませんよね?」

「ラミレス戦?いいんじゃねーか?」

「ちょっと待って下さいよ!本気ですか?」

「お前が尻をまくるとか抜かしたんだろうが。」

「………そうですけど、多分負けますよ。いいんですか?」

「これを見ろ、ネットの反応だ。」

そこには「ジャッジ買収野郎だと思っていたけど、見直した!」、「カッコイイ!今度こそガチでやりそうだ!」等の書き込みが多くされていました。

「………」

「これなら客がいっぱい入って儲かるだろう。だから悪くない。」

「………会長、前から聞こうかどうか迷っていたことなんですけど…」

「何だ?」

「ジャッジ買収なんてしてないですよね?」

「してるぞ。」

「ええ!?」

「まさか、実力で坂本に勝ったと思っていたのか?メデタイ奴だな。」

「………」

「あと、試合を中継したテレビ青空にもよく金を渡してた。『弱い対戦相手を強く思わせるように』と言ってな。」

「それ本当ですか?そもそもそんな金がどこに?」

「俺の伯父は資産家でな、ボクシングが好きだから資金援助してくれているんだ。」

「何でそんなことを!」

「事務を有名にするために手っ取り早くチャンピオンを作りたかったんだよ。お陰で相馬というセンスのあるイケメンが入ってくれた。」

「俺やボクシングファンを騙していたんですね…」

「人聞きの悪い事を言うな、頭と金を使った戦略だ。」

「そんな言葉でごまかさないで下さい。良心におとる行為だとは思わないんですか?」

「………思わんな。」

「あなたという人は…」

「『もとる』なら少しくらいはな…」

「え?」

「話は終わりだ、さっさとロードワークに行ってこい!」

「………はい、(くそ、思い通りにはさせないぞ!)」

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もとるの意味と漢字は?

「もとる」は比較的耳にしない言葉ですよね。

私が初めて「良心にもとる」という言葉を聞いた時は「おとる」の間違いかと思ってしまいました。

「もとる」は「悖る」と書き、「(道理等に)背く・筋道に合わない、反する。」という意味があります。

「良心に悖る」で「良心に背く、反する。」という意味になります。

明らかにモラルに反する行いをする人を咎める時に「良心に悖る行為だ!」と言うとちょっと格好いいですよ。

しかし、「劣る」だと勘違いして「良心に劣る!」等といったらかなり恥ずかしいです。

もっとも、音が近いので「お前が勝手に聞き間違えたんだ!」と取り繕うことも不可能ではないですが…

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