みなさんの周りに「破(わ)れ鍋に綴(と)じ蓋」と言える夫婦はいらっしゃいますか?いても、言っちゃダメですよ!

破れ鍋に綴じ蓋とはどんな意味?

再三再四和田課長を怒らせてしまっている木村さん。

メガ様並の寛容さを備えている和田課長といえども、そろそろやばいかもしれません。

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「そういえば、木村君には彼女がいるのかい?」

「いえ、いませんよ。」

「欲しいとは思わないの?」

「思いますが、なかなか見つからないんですよ。仕事ばかりで面白味がない人間だと思われていますから。」

「真面目なのは大事なことだよ。きっと、君を理解してくれる人が現れるだろう。私もそうだった。」

「え?そうだったんですか?」

「私は仕事一筋のつまらない人間だったけど、妻はそんな真面目なところを気に入ってくれたんだ。」

「課長の奥さんとは一度お会いしたことがありますけど、優しくて笑顔がステキな方ですよね。」

「それは褒めすぎだよ。」

「いえいえ、そんなことはありません。課長も素晴らしいですし。」

「そうかい?」

「はい、課長の寛大さにはいつも救われていますから。」

「それは君ががんばっているからさ。彼女を作ることも同じくらいがんばると良いよ。」

「ありがとうございます。課長同様『破れ鍋に綴じ蓋』を信じてがんばってみます!」

「何だと…」

「え?」

「今のが本音か?私のみならず妻まで侮辱するとは、いい度胸だな。」

「え?いや、あの…」

木村さんは泣いて謝りました。

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正しい字と使い方は?

「どんな人にも、それに相応しい伴侶がいること」を「鍋と蓋」にたとえたのが「破れ鍋に綴じ蓋」です。

字に注意して下さい。「割れ鍋」ではなく「破れ鍋」です。

よく、「閉じ蓋ではない」と注意書きをしているサイトを見かけますが、「割れ鍋」としているところが多く、格好がつきません。

「破れ鍋」とは「一部が傷んでいる鍋」のことであり、割れた鍋ではありません。割れたらさすがに使えないでしょう。

「綴じ蓋」は「つなぎ合わせた蓋」のことで、修繕した蓋ということですね。

どちらも傷物ですから、いくら相性ピッタリの夫婦がいたとしても「破れ鍋に綴じ蓋のいい夫婦ですね」などと言ってはいけません。

あくまで本人が謙遜して使う言葉ですので注意しましょう。

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