誰かに「藁をもすがる思い」でお願いをしたことはありますか?それはどんな思いでしょうか?

藁をもすがる思いとは?

笹山会長に利用され、捨てられそうになっている猫内チャンピオン。

奴の思い通りにはさせない!そんな思いから辿り着いた先は、平塚ボクシングジムの柳田会長でした。

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「失礼します!」

「おや、猫内君じゃないか。どうしたの?」

「実は、ご相談したいことがありまして…」

「ラミレス戦のことかい?凄いよね、あんな強い相手の挑戦をあっさり受けるなんて。たいしたものだ。」

「………はい。やるからには勝ちたいと思っています。」

「うんうん。それで、具体的に何の話があって来たんだい?」

「内密にお願いしたいのですが、ラミレス戦が終わったら今のジムを出ていくことになっています。」

「え?そうなの?」

「今後のことが気になるとトレーニングに集中できません。そこでお願いが…」

「え?ウチへの移籍?」

「はい。」

「どうしてウチなんだい?」

「坂本さんと拳を交えてわかったんです。このジムで指導を受ければもっと強くなれると。本当に強い男になりたいんです!」

「そうか。しかし、坂本は何て言うかなぁ。」

「お願いします!藁をもすがる思いなんです!」

「………藁をもすがる思い?」

「あ、申し訳ありません、間違えました。藁にもすがる思いです。(ふう、今回は突っ込まれる前に訂正できた。勉強しておいて良かったな。)」

「………(ウチは藁か?)」

「?」

その後、何とか移籍を約束してもらえた猫内チャンピオン。

3月の試合に向けて、本格的なトレーニングを開始しました。

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藁にもすがる?藁をもつかむ?

「溺れる者は藁をもつかむ」ということわざがあります。

「人は困窮してどうにもならなくなったとき、全然頼りにならないものにまですがろうとする」ことのたとえです。

「藁にもすがる」という慣用句がありますが、似たような意味です(通常、「藁にもすがる思い」と使います。)。

注意点は以下の2つです。

1つ目は「藁をもすがる」は無いということです。これは上記の混同によるものでしょう。「藁にもつかむ」もありません。念のため。

2つ目は「お願いする相手に言わない」ということです。必死さはアピールできますが、相手を藁扱いするのは失礼の極みです。

「藁をもすがる思いです!」なんて、絶対に言っちゃいけませんよ!

ところで、「溺れる者は藁にもすがる」ということわざや「藁をもつかむ」という慣用句もあるそうですが、私はこれらは混同から生まれた誤用だと思っています。

溺れて冷静さを欠いている人は藁をつかんでしまうことはあっても、藁にすがる(頼りにする)ようなことはしないでしょう。

また、「藁をもつかむ」は「溺れる者」とセットでなければ意味を成さないと思います。「つかむ」は日常的に行う動作ですから。

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