「三本の指に入る」という表現をときどき聞きますが、違和感を覚える私は少数派でしょうか?

三本の指に入るという言い方は正しいの?

「シグナルソング」は鶴亀テレビの人気音楽番組………でしたが、最近はそうでもないようです。

プロデューサーの大島さんは音楽評論家の星野さんのところへ相談に行きました。

スポンサーリンク


「相談したいことって何だい?」

「シグナルソングという音楽番組があるんですが、最近視聴率が低いんですよ。」

「ああ、あれか。一度見たことがあるけど、結構面白かったな。一体どうしたの?」

「1期と2期は田辺さんという方が審査員を務めていたんですけど、彼がやめてしまってからはイマイチで。」

「田辺さんやめちゃったの?どうして?」

「何でも、言葉の間違いを出演者の女性に笑われて、気を悪くしてしまったそうなんです。」

「一体どんな間違いをしたの?」

「共演した神谷君が言うには、世界観耳障りを誤用していたそうですよ(彼は笑うのを堪えたみたいだけど)。」

「そうか、それは痛いな。(え?どういうこと?後で調べとこ。)」

「代わりに3期の審査員を務めた方は歌の善し悪しについてあまりハッキリと言わないんですよ。言えないと言った方が近いかもしれませんが。」

「なるほど、それが原因か。」

「そこで、星野さんに4期目の審査員をお願いしたくお伺いしました。」

「うーん、期待に応えたいところだが、田辺さん並にとなると荷が重いな。」

「やはり田辺さんは凄い方なんですね。」

「ああ、彼は凄いよ。3本の指に入るだろう。」

「3本の指に?」

「ああ。」

「すみませんが、ちょっと手を見せてもらえませんか?」

「何だよ、ほら。」

「………もう片方の手もお願いできますか?」

「………これでいいか?」

「………すみません、今度は足の…」

「いい加減にしろ!」

NEXT

スポンサーリンク


三指に余るは?

「良い方から数えて5位以内に入る」ということを「五本の指に入る(五指に入る)」と言います。

この「五」という数字は、人間の手足の指が(基本的には)5本であることに由来します(「十本の指(十指)に入る」もあります)。

ですので「三本の指に入る」という言い方はちょっと違和感がありますね。

正しいか正しくないかは微妙なところです。「3位以内に入る」という意味である以上は間違いであると明言することは出来ません。

とはいえ、「3位以内」をわざわざ指に例える必要があるのかどうかは大いに疑問です。普通に「3位以内」で良くないですか?

5本指に由来する言葉としては他にも「五(十)指に余る」があります。

こちらは「5(10)より多い」という意味ですが、「三指に余る」とは言われていません。

「三本の指に入る」がアリなら、「三指に余る」も使って欲しいものです。

やはり私は「三本の指に入る」には抵抗がありますね。

スポンサーリンク