改めまして、明けましておめでとうございます。ところで、何が明けたんでしたっけ?

新年明けましておめでとうございます?

浅倉出版は今日が仕事始めとなります。従業員は朝から新年のあいさつに大忙し。

パートの田中さんもあいさつをして回っていましたが、奥村課長に対しては…

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「ああ、疲れる。いつもは『おはようございます』で済むんだけど、お正月は大変。」

田中さんは社員に対してはそれなりに、パートさんには比較的簡単なあいさつで済ませていました。

今度は奥村課長ということで、丁寧にあいさつしようと意識しました。

「課長。」

「ああ、田中さん。」

「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」

「………あ、ああ。明けましておめでとう。今年もよろしく頼むよ。」

僅かですが、奥村課長は何か呆れたような表情を見せました。

「………あの、私、何かおかしなことを言いましたか?」

「ちょっとね。まだ明けてないから。」

「え?明けたと思いますが?」

「旧年がね。」

「?」

田中さんは少し賢くなりました。

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明けたのは何?

「新年明けましておめでとうございます。」は普通に聞きますが、誤りです。

「明ける」とは「終わる」という意味です。「夜明け」、「梅雨明け」をイメージすれば分かりやすいでしょう。

「明けまして」というのは略であり、略さず言うと「年が明けまして」です。この「年」とは旧年(去年)のことです。

現在を基準に考えれば、2017年が終わって、2018年が始まったので、「おめでとう」と言っているのです。

正しくは「明けましておめでとう」若しくは「新年おめでとう」と言います。

これを丁寧に言おうとして「新年明けましておめでとう」と言ってしまう方が毎年多数いらっしゃいます(年賀状とか)。

大手企業(のCMや広告)のみならず、年賀状を扱っている郵便局でさえも間違えることがある体たらくです。

新年が明けてしまったら即来年になってしまいますからね。知らなかった人は来年以降は気をつけましょう。

くれぐれも「新しい新年の年明け」なんて言わないで下さいね。

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