思考は現実化するそうですね。では、実現化は?

思考は現実化するが実現化は?

由希さんは「幸福オーラ神導教」に入信してしまった杏那さんのことが心配でなりません。

練習後に時間を作り、説得を試みましたが…

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「話って何?私、早く帰りたいんだけど。」

「杏那、何か悩んでいることはない?」

「え?」

「最近、あんまり練習に集中出来ていないみたいだからさ。悩みがあるなら聞くよ。」

「別にないよ。」

「何かあるでしょ?何でも良いから話してみてよ。」

「そんなことより、由希は昨日何してたの?」

「え?」

「何してたの?」

「………私は………遥香と………バスケの練習をしてたよ…」

「どうして?」

「え?」

「どうして嘘をつくのかなぁ…かなぁ…」

「………嘘なんか…」

「嘘だよ!」

「!(ビクッ)」

「私、知ってるよ。由希は練習なんかに行ってない。ずっと私の後をつけて来てたよね?教団に入っていくところを見たよね?だからそんなこと言うんでしょ?」

「………杏那、あなたは騙されているのよ。正気に戻って。」

「ねぇ、知ってる?思考は実現するんだよ。」

「(ナポレオン・ヒル?でもあれは、現実化だったような…)」

「見て、このブレスレット。桜井さんからもらったの。」

「(桜井!確かあの教団の女教祖)何それ?」

「これを身に付けてると運気が上昇して、オーラが増幅するのよ…」

「………」

「王子様が現れるという私の夢は実現に向かっているのよ。」

「杏那!」

「頼むから邪魔しないでね…」

そう言って、杏那さんは帰ってしまいました。

「………はいらないでしょ。」

「なんて言っている場合じゃないか。こうなったら…

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化の使い方に注意!

少し前のことになりますが、ニュースを見ていたら経済政策や何とかミクスの「加速化」という言葉を耳にしました。

一聞すると問題なさそうですが、「化」の使い方がおかしいのです。

「○○化」は「○○に変化する」という意味です。「○○」には名詞が入ります。

「加速」は名詞ですが、「動作名詞」です。「する」をつけて意味が通じる言葉に「化」は不要です。

「高速」は動作を伴わない名詞です。これを「高速する」とは言わないですよね(若者言葉としてならあるかもしれませんが)。

「スピードアップ」を表現するなら「高速化」と言えばでいいでしょう。

上昇」、「幅」、「実」はいずれも「変化」を表す漢字が使われているので「化」は不要です(『する』で意味が通る。『現実する』とは言わないが。)。

「経済政策の加速に向けて」は「経済政策の加速に向けて」で十分ですし、

「経済政策を加速させる」なら「経済政策を加速させる」で良いのです。

「それ本当に必要?」というやつですかね。

ちなみに私はTVアニメ「ひぐらしのなく頃に」第4話の冒頭が大大大好きです(笑)。

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