「猿も木から落ちる」ということわざがありますが、どういう時に使うんでしたっけ?

猿も木から落ちるの使い方は?

これまで幾度となく和田課長の逆鱗に触れてきた木村君。

今度こそ、怒らせずに済むのでしょうか?

スポンサーリンク


「課長、今月予定している新年会の概要についてまとめました。」

「ああ、ご苦労。」

和田課長は木村さんの作成した書類のチェックを始めました。

「(最近そっけないな。褒めてくれなくなったし。原因はわかってるけどさ。)」

「木村君。」

「は、はい。」

「予算の計算、間違ってるよ。」

「え?本当ですか?」

「ここ。」

「あ、そうか、余計な文字を入れてしまったから数値として処理されなかったんだ。」

「しっかりしてくれよ。」

「申し訳ありません。課長は完璧ですね。いつも助けてもらっています。」

「なに、ミスはするものだ。気にするな。」

「ありがとうございます。ん?」

「注文しておいた備品が届いたようだな。受け取ってくれ。」

「はい。」

「(反省しているようだから、そろそろ許してやるか…)」

「あれ?課長、ディスプレイの数がちょっと多くないですか?」

「何?」

「こんなに必要ないはずですが?」

「しまった、数字をマウスと逆に記入していた。」

「え?」

「参ったな。ちゃんと確認したつもりだったんだが。」

「課長ほどの方でもミスをすることがあるんですね。」

「まずいな。大失態だ。」

「そんなに深刻に受け止めなくても大丈夫ですよ。猿も木から落ちると言いますし。」

「………何だと?」

「え?」

「私は猿か?」

「いや、あの。」

「今のはわざとだよなぁ?もう気が済んだか?それともまだ言い足りないか?」

「(( ;゜Д゜))」

果たして、木村君の運命は?

NEXT

スポンサーリンク


同じ意味のことわざは?

「猿も木から落ちる」は「その道に優れた者でも、時には失敗することがある。」という意味のことわざです。

得意なことで失敗した人へのフォローに使えますが、重大な欠点があります。

それは「猿」です。「猿」に例えても問題ないのはせいぜい同格の人まででしょう。目上の人には危険です。

では何なら良いのか?実は同じ意味のことわざはたくさんあります。例えば、

・天狗の飛び損ない

・千里の馬も蹴躓く(けつまずく)

・竜馬の躓き(りゅうめのつまずき)

・麒麟の躓き(きりんのつまずき)

・文殊(もんじゅ)も知恵のこぼれ

・上手(じょうず)の手から水が漏れる

・千慮の一失(せんりょのいっしつ)

・智者の一矢(ちしゃのいっしつ)

・釈迦にも経(きょう)の読み違い

・孔子(くじ)の倒れ

天狗はともかく、格好良いものが多いですね。しかし、「知っている人が少ない」という欠点があります。

「河童の川流れ」は有名ですが、こちらも猿と同様、目上の人には使いづらいです。

そこで便利なのが「弘法(こうぼう)にも筆の誤り」です。上司や先輩にはこちらを使いましょう。

スポンサーリンク