知ったかぶった人に対して、「したり顔で話すな!」と言ったことはありますか?それはちょっと…

したり顔とは知ったかぶりな顔のこと?

今朝、由希さんはコンビニで今日発売の「週刊世論」を手に取りました。

しかし、期待していたような記事はどこにも見当たりませんでした。

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「………だめか。イタズラだと思われたのかな?もう一度、杏那と話してみよう。」

そして昼休み、由希さんは体育館の裏で誰かと電話をしている杏那さんを見つけました。

「はい、今度の日曜日ですね。はい、楽しみにしています。」

由希さんは通話が終了したことを確認し、杏那さんに近づきました。

「杏那!」

「………由希か。」

「今の相手、桜井ね。日曜日に何があるの?」

尾行の次は盗み聞き?趣味悪いね。」

「ネットで調べてみたけど、やっぱりあの女は怪しいよ。舌先三寸で信者を増やして、変な物を売りつけて…」

「変な物?」

「そのブレスレットよ!『もらった』って言ってたけど、本当は買わされたんじゃないの?」

「細かいことを気にするんだね。別にどっちでもいいじゃん。これで夢が叶うなら10万なんて安いものよ。」

「(10万!?)何を言っているの?そんな物で夢が叶うわけないでしょ!もうあの女とは縁を切って!」

「由希は桜井さんの何を知っているの?話したことあるの?」

「それは………ないけど。」

「会ったこともないくせに、したり顔で話さないで!」

「杏那!」

「もうほっといてよ!」

そう言って、杏那さんは行ってしまいました。

「………したり顔の意味が違うよ。」

「なんて言ってる場合じゃないか。日曜日ね。絶対に助けるからね、杏那!」

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したり顔の正しい意味は?

「したり」は「為たり」と書きます。意味は「何かを行う(成功する)」です。

「したり顔」で「(事が思い通りに進んで)得意げな顔」という意味になります。

てやったり」のことだと思えば覚えやすいでしょう。

これを「知たり」と書くと思って、「知ったかぶり」のことだと思っている方が少なくありません。

実際、某少年漫画を読んでいたら、明らかに「知ったふうな顔」という意味で使われているシーンがありました。

作者さんが知ったかぶって使ってしまったという悲しい例です。

「ドヤ顔」という言葉がありますが、「したり顔」はそれと同じような意味だと思って差し支えありません。

『なら「ドヤ顔」と言えばいいじゃん!』と思われるかもしれませんが、それは若者言葉なので気をつけて下さい。

それに、「したり顔」と言った方が相手に「賢そうだ」という印象を与えることができるでしょう。

相手がその言葉の意味を知っていればの話ですけどね。

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